遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

脳梗塞により半身麻痺という後遺症を背負った人々を思うこと(その2)

2019-10-12 14:50:43 | Weblog
2019年10月12日(土)
 脳梗塞の治療は、私の場合2種類の点滴と高圧酸素機密室
(カプセル)に入ることでした。梗塞領域が拡大しないよう
と脳が安定して働けるようにするのが目的でしょう。
手術はありません。10日で治療は終わりました。あとは、
再発防止とリハビリでした。これといった主治医からの指示
はありません。病院食(減塩食)と血圧を下げること。
 それから毎日、降圧剤と抗血小板剤を服用することになり
今も服用しています。再発防止の一環ですね。
 それから病名は何でしょうか?
 脳梗塞の治療は終わっています。薬は服用していますが、
再発防止が主のようです。しいて言えば、高血圧でしょうか、
あとは半身麻痺で身体が思うように動かない、病名はどうし
ましょう。脳梗塞による後遺症。これは、病名でしょうか?
 後遺症から脱出するにはリハビリが必要です。ですが、
脱出出来た方が何パーセントで、不幸にも努力のかいもなく
脱出出来なかった方がどのくらいいたかもわからないのです。
高知の某リハビリ学院の院長さんが、言っておられましたが、
脱出できなっかた率が95%以上だと言うのです。
 それは、リハビリの対象が、スポーツ事故や交通事故による
筋肉系統の故障を対象にしているからです。リハビリを担当
する療法士さんもそちらの教育を受けて、国家試験をうけて
います。脳梗塞による半身麻痺は、筋肉が壊れたのではなく
脳が壊れたのです筋肉に適切な指示がいかないから、筋肉は
動けないのです。壊れた脳は、再生されますが、赤ちゃんの
時から培ったデータは再生できません。再度一から入力から
の入力が必要なのです。他人が入力しても効果が小さいので
す。赤ちゃんも自分で入力しています。親はそれなりに手助け
してますが、殆どは赤ちゃん自身が行なっています。
 脳の再生については、1994出版「NHKサイエンス
スペシャル 驚異の小宇宙・人体Ⅱ 脳と心 秘められた復元力
:発達と再生」が参考になります。これは、当時、新潟大学
脳研究所の生田房弘教授が脳損傷後の修復過程を電子顕微鏡を
使って研究した結果を元にしています。廃刊になっていますが、
一部の図書館には蔵書としてあると思います。なお、各地の
NHKの放送局にアーカイブとして映像も残っているはずです。
福岡放送局には、ありました。
介護用の支援装置として、手足の弱った人の手助けの歩行支援機
が偶に報道されますが、一度出たきりで、第二弾がありません。
これらの装置は手足の微小な筋電流を感知し、モーター等で動作
を支援しようとするものですが、脳から適切な指示が行かない、
脳梗塞による麻痺者には、何の手助けにもなりえません。
 つまり、脳梗塞による半身麻痺の身体の状態を良く解っている人
はあまり居ないのが現状でしょう。
 病気別死亡者の統計数値などが発表されます。ガン・心臓疾患・
脳疾患等に分類されています。脳梗塞の場合、脳梗塞になりすぐ
死んだ場合は、脳梗塞と診断できますが、何年も生きた場合は、
心不全だとか、ガンだとか、多臓器不全とかになってしまうでしょう。
私の義母は、70近くで脳出血を患い脳梗塞になりました。リハビリ
も空しく12年後になくなりました。診断は何だったのでしょうか?
車椅子にも座れず、寝たきりでした。
 死亡診断書で「脳梗塞」と記述されるのは少ないと思います。が、
発症件数は多いと思います。治療は、十日程度で終わり、あとは、
後遺症が残ります。
 後遺症から脱出出来た人は、どんなことをしたのでしょう?
                       (つづく)




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