ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

三回忌

2006-10-09 | 砂時計
義父の三回忌が行われた。 この三回忌にあたり、義母がそろそろと家の中を片付け始めたら、義父が遺していった遺言書がでてきた。 「家族の皆様へ」と記されたその書状は、文字通り義母、夫、私、息子の4人に宛てたものだった。 文学者に憧れ、退職後は「源氏物語を読む会」を主宰するなど、文学に通じたひとらしい 達筆で流麗な文章で綴られていた。 義母への手紙は、終始一貫して感謝に徹したものだった。 我儘な自分に . . . 本文を読む