ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

食いしん坊な買い物

2009-06-14 | 私のミシュラン
1000円、という恩恵を被りたくて、プチ旅行。
目的地は岡山県倉敷。
アイビースクエア、大原美術館で有名な観光どころである。
以前出向いたときに、買い求めた「唐辛子醤油」が美味しくて、再度それを求めてクルマを走らせる。
そう、我が家の観光は名所、旧跡をめぐる旅ではないのだ。
雰囲気の良い宿、珍品、銘品を置く店を目指すことが多い。
今回の旅もそういう目的の旅である。
目指すのは、フードブティックとの異名をもつ「倉敷 平翠軒」
食いしん坊の食指を痙攣させるほどの、めくるめくグルメワールド。
おそらく都会に住んでいる人ならば、
「あら、こんなものはデパ地下に出向けば、ざざっと揃うわよ。」
と軽くいなされそうであるが、地方都市に住む私にしてみれば、爛々と目が輝くミラクルワールドなのである。
旅情漂う倉敷美観地区という土地柄もあるのか、旅行客がそぞろ歩きのついでにのぞく姿が多い。
その場所にお住まいなら、わざわざクール宅急便を使って自宅送りにしなくても、いくらでも周りのお店にあるでしょう?とおせっかいを焼きたくなるような都会から来ている観光客も買い物をしている。
おそらく、照度を落とした「いかにも」という雰囲気に財布の紐が緩んでしまうのだと思う。
それか、こっそり置かれた調度品の魅力に惑わされるのか。。
かくいう私もその一人。
商品名に添えられた筆書きの説明書を事細かく読みほどけば、
「なーんや。これならうちの街のデパ地下にも置いてるわ。」
となるのであるが、それをいちいち読むのが面倒なので、
「あ、これ、美味しいかもー!」と、パッパパッパとカゴに入れてしまうのである。
今回は、目標を的確に狙い定めていたので、余計な買い物はせずに、必要なものだけを買い、店内の写真を収めて、店を出た。
ああ、やっぱり、危険だわ、このお店。
迷路のように入り組んだ町並みも、観光客を惹きつける要因のひとつかもね、などとクルマで入り込むととんでもないことになりそうな石畳の道を歩きながら、いっぱしの旅人気分。
今回買いだめしたお醤油は、今晩の京風お好み焼きにさっと塗っていただく。
秋には、また買い出しに行かなければならないかも・・・


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4 コメント

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Unknown (nacco)
2009-06-14 22:16:06
わああ!
私も倉敷に行きたいなあと思っているのです。
値打ちありますよね!
おいしいもんの旅、いいですよ~。
倉敷に行くなら、絶対チェックしますね♪
そそられます~~。
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懐かしい! (アプリコット)
2009-06-15 11:44:18
倉敷はOL時代に一人で何度か足を運んだ街です。
福山にある祖父母の家から行ったのですが、祖父母が亡くなり、行く機会も無くなってしまいました。
大原美術館とその周辺は風情もあって好きでした。
当時は美味しいもの…に今ほどは食指を動かされなかったけれど、CITROENさんの文章と画像を見ていると、危険ゾーンだわ~と感じます(笑)
素敵な画像ですね。
この雰囲気はデパ地下では出せませんね。
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naccoちゃん (CITROEN)
2009-06-15 20:49:14
倉敷、神戸からだと日帰りできるよね!
是非、行ってみてください。
情緒たっぷりだから。
土曜日に行ったときも、すごい人出でした。
これからの暑い季節はちょっとキツイかも、ですが秋風が吹き始めたら良い感じだと思います。
ふふ、うちの会社の岡山支社のひとに教えてもらった裏情報をこっそりお教えしましょうか?
よかったらメールしますね。
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アプリコットさん (CITROEN)
2009-06-15 20:55:19
うわぁ、一人旅。
そうですね、あの街には女性の一人旅が似合います。
へんな人とかいないし。
美観地区は、その名前通り街全体が綺麗に保たれていますね。
平翠軒は、全国区で有名なのか、私が買い物しているあいだも、ごひいきにしている北海道のお客さんや、東京のお客さんからのオーダーが入っていました。
一カ所にまとめられているから、買い物がしやすいっていうこともあるのかも知れませんね。
東京だと色々あっても、分散していて買い集めるのが大変なのかな?
ま、フードブティックという異名をとるだけのことはあるな、って感じでした。
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