お詫びはどうした

常にテレビがついている会社である。
トップである支社長が、朝一番率先して点ける。
おそらく、自分がサボタージュするのに、自分の存在感を少しでも薄めるためのカモフラージュではないかと私は読んでいる。

さて。
夕方にNHKの地方局が独自で番組をオンエアしている。
そのなかでのプレゼント企画に、先日応募した。
前々より気になっていた雑貨屋で買い求めた蓋つきのバスケットである。
ものは試し、と応募してみる。しかし、画面に流れるテロップのFAXがつながらない。
混みあっているのか、と思えばどうもそうではなく番号が間違っているのだ。
仕方がないので、同じ番組内で募っている別のテーマ用に設けられたFAX番号に流してみる。
すると今度はすんなり流れた。
結果、当選と相成りバスケットは翌々日届けられた。
その次の週。
私の当選をみて、同僚も今度は自分が応募してみる、と言い出した。
テロップのFAX番号は前週と同じく間違った番号のまま。
よくよく聞いていると「おかけになった電話番号は現在使われておりません。番号をよくお確かめになってもう一度おかけなおしください。」という例のアナウンスが流れている。
頭に来たが、とにかく今週も試してみよう、ということで前週同様に別の番号へFAX。
またも当選。
ひょっとして、間違った番号に皆がFAXしたがために受け付けられなくて２週続けて当たったのかしら、と気になった。
それだと不公平だと思い、番組あてにメールでテロップの間違いを指摘した。
そして今週。
今度はテロップも正しく記載されていた。が、番組内での訂正は一切なかった。
指摘した私へのメールもこない。
２週続けて当たったので、今度は支社長が出してみてくれ、というので支社長の奥さん名義で応募したら、またもあたってしまった。
いったいなんなの。応募者が他にはいないってことなの？

それにしても、間違ったテロップを出し続けたことの謝罪はすべきでしょうが！
プロジェクトXでも行き過ぎた演出についての、お詫びをするらしい。
やいやい言われてからするのではなく、間違いに気付いた時点で、すぐに謝罪すべきじゃないの。
３週連続でプレゼントをいただいていながら、こう言っちゃなんですけどね。
結局、会長が退任したところで体質はなんら変わりがないってことなのね。