バターにまつわるあれこれ

朝はトーストを食べている。
夜の食事時や、朝に余裕がある日曜日以外
おいしいのはわかっていても、手軽さ、カロリー、経済性を考えるとどうしてもマーガリンになっていた。
ところが。
その普遍性を覆すことがおきた。
姑のところで、いつものようにパンにマーガリンを塗って食べようとした。
瞬間、夫が
「これ、変や！あかん、捨てろ！！」と言ったのである。
もちろん、私はそのマーガリンが古いことに気づいてはいた。
が、他にないし、姑も使っているものだから、大丈夫だろうと踏んで出したが。
酸化した油が異様な臭いを放ち、なんともいえない味がした。
口に入れたモノもあわててはきだす。

考えれば合成した油なのだ。
それを長年摂り続けていると、身体に蓄積されて身体が酸化してもおかしくはない。
そう気づいた瞬間から、マーガリンをとることに抵抗を感じ始めた。
バターがメタボによくないといえど、大量に摂らなければ大丈夫でしょ。
そう自分を納得させ、バターに切り替えたのはいいが。
塗りにくいのなんのって。

そんなときにこちらの番組で見かけた製品が一気にほしくなる。
バターフォーマー。
生クリームを容器に入れてシェイク、シェイク。
で、ふわっふわのバターができるとか。
これ、いいんじゃない？
と、さっそくあちこち検索をかけると、今度はイージーバターというものがヒット。
普通のバターを容器に入れ、回すとガリガリ君のかき氷メーカーのように糸削り状態のバターが出てくる。
こちらも、ふんわりして塗りやすそう・・

そこで私は考えた。
バターフォーマーは、つまり生クリームを泡立てすぎたものと同じなのであれば、泡立て器でホイップすればいいのでは？
ちょうど、口金サントノーレの練習もしたいところだし。
そこで、チャレンジ。
絞ったあとのクリームをボウルに塩と共に入れ、さらにホイップ。
水と脂が分離して、バターのできあがり。
味は、たしかに美味しい。
だけど、経済性は市販品のほうが安くないか？
バター作りはさらに続く。