介護付有料老人ホームの住人となって3年になる。
若い頃から、医者通いが大好きだったこともあって、加齢とともに回る医者と、薬の量は日に日に増えて行った。
そして気づけば、手のひらいっぱいほどの薬が毎食後、処方され、パーキンソン症候群なる病名までもらってしまっていた。
手足は震え、歩行困難となり、ついには一人暮らしが困難となり、私たち息子夫婦の暮らす街へと、否応なくやってきた。
老人ホームに入るまでの間、同居していて気付いたのは、姑の病気は、医者につけてもらった「パーキンソン症候群」などという病気ではないのではないか、ということ。
やれ腰が痛い、膝が痛い、となれば整形外科で痛み止めを処方され、
眠れない、気持ちが塞ぐとなれば、抗うつ剤や睡眠薬が処方された。
いうなれば、神経系をコントロールする薬ばかりである。
手が震えたり、歩けなくなったりするのは当たり前のこと。
それをやんわりと指摘するが、聞き入れることはなかった。
ところが、この町の専門医に連れていき、薬の量がどさっと減らされてからというもの、
手の震えはみごとに止まってしまったのである。
すり足で歩いていたその歩行も、膝を曲げて「歩く」ということができるようになった。
そのクリニックに貼られているポスターによると、「薬物によるパーキンソン病様がある」とのこと。
やっぱりね・・
それでも薬好きな姑は、減ってしまった薬や、必要のない医者通いがなくなってしまったことに不満そうなのである。
薬だけでもお腹がいっぱいになるほどの無用な処方。
高齢者医療を食いものにする医薬界の闇がほの見える。
何より、それを期待する患者側に問題があるのかもしれないが。
「もう、生きてても面白ないし、はよ死にたいわ」
というのが最近の姑の口癖。
しかし、その口癖とは裏腹に、もっといい腕のお医者さんに診てもらいたい、もっといっぱい薬が飲みたい、と
長生きするための方法を模索する。
元野球選手の薬物依存に関するニュースが、マスコミを騒がせているが
我が家にも合法的な薬物依存患者がいるのは間違いない。
若い頃から、医者通いが大好きだったこともあって、加齢とともに回る医者と、薬の量は日に日に増えて行った。
そして気づけば、手のひらいっぱいほどの薬が毎食後、処方され、パーキンソン症候群なる病名までもらってしまっていた。
手足は震え、歩行困難となり、ついには一人暮らしが困難となり、私たち息子夫婦の暮らす街へと、否応なくやってきた。
老人ホームに入るまでの間、同居していて気付いたのは、姑の病気は、医者につけてもらった「パーキンソン症候群」などという病気ではないのではないか、ということ。
やれ腰が痛い、膝が痛い、となれば整形外科で痛み止めを処方され、
眠れない、気持ちが塞ぐとなれば、抗うつ剤や睡眠薬が処方された。
いうなれば、神経系をコントロールする薬ばかりである。
手が震えたり、歩けなくなったりするのは当たり前のこと。
それをやんわりと指摘するが、聞き入れることはなかった。
ところが、この町の専門医に連れていき、薬の量がどさっと減らされてからというもの、
手の震えはみごとに止まってしまったのである。
すり足で歩いていたその歩行も、膝を曲げて「歩く」ということができるようになった。
そのクリニックに貼られているポスターによると、「薬物によるパーキンソン病様がある」とのこと。
やっぱりね・・
それでも薬好きな姑は、減ってしまった薬や、必要のない医者通いがなくなってしまったことに不満そうなのである。
薬だけでもお腹がいっぱいになるほどの無用な処方。
高齢者医療を食いものにする医薬界の闇がほの見える。
何より、それを期待する患者側に問題があるのかもしれないが。
「もう、生きてても面白ないし、はよ死にたいわ」
というのが最近の姑の口癖。
しかし、その口癖とは裏腹に、もっといい腕のお医者さんに診てもらいたい、もっといっぱい薬が飲みたい、と
長生きするための方法を模索する。
元野球選手の薬物依存に関するニュースが、マスコミを騒がせているが
我が家にも合法的な薬物依存患者がいるのは間違いない。
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