団塊の世代特有のものなんだか、どうなんだかわからないけれど。
同僚節子さんのご主人の話には驚くことが多い。
というか、節子さんの人生そのものが驚きに満ちたことばかりなのだが・・。
先日、関連会社の女性社員(2世代同居)が目を晴らして入ってきた。
「あ~ん、寝すぎて目が腫れてる~~~。」
と、うちのオフィスにある冷蔵庫の氷を取りに来た。
節子さん:「どうしたん?主婦が目が腫れるほど寝たって、一体何時間寝たん?」
とたずねると、おおよそ16,7時間ほど寝たという。
節子さん:「よくまぁ、そのトシ(44)にもなって、そんなに寝れるもんだわね。
私なんて、若い頃からそんなに寝たことはないわ」とあきれ気味に言う。
確かに、私も最近でこそ休みの日にお昼近くまで寝ることはなくなったけれど、40過ぎまでは昏々と眠り続けていた。
だが、節子さんはものすごく若い頃からそんな昼近くまで寝ることがなかったのだそうだ。
農家に生まれ育った節子さんなので、当然家の人たちの朝は早い。
お母さんを病気で早くに亡くした節子さんは、同居のおばあちゃんが母親代わりだった。
早朝、トイレに起きたら最後、子どもといえど再びふとんにもぐることなど許されなかったのだそうだ。
「お天道様があがっているうちに出来ることは山ほどある。いつまでもぐうたら寝ているんじゃない!」とおばあちゃんの叱責の声が飛んできた。
土間や仏間の掃除、薪を拾い集めたり、川の水を汲んできたり、と容赦なく仕事を言いつけられた。
それが染み付いた節子さんは、どんなに眠たくても日の出とともに起きる生活を続けている。
けっして寝ることが嫌いでも、眠たくないわけでもないのだが、電気をつけずに動けるときに働かないことが「もったいない」というのだ。
そんな節子さんであるが、ついうとうとしてしまうことが何度かあった。
子育ての最中、こどもに授乳しながらの転寝。
そのとき、ご主人が烈火のごとく怒ったのだそうだ。
「お前が寝てどうする!こどもが窒息したらどうするんだ!」と。
逆らうことのない節子さんは、素直に
「はい、すみません。。。二度としません。。」とそれ以来、眠たくなったら自分で自分をつねって目を覚まし続けたのだそうだ。
また、別の時には。
ご主人が運転してのドライブ中、助手席の節子さんがうたたね寝した。
そこで、またご主人
「こらっ!なんで運転している横でぐーすか寝るんだ!俺が眠気を誘われて危ないじゃないか!」
と節子さんを怒鳴りつけたのだそうだ。
そこでも節子さん
「あ、ごめんなさい。。気をつけます・・」
以来、ガムをかんだり、しゃべり続けたり、足踏みをしたりして眠らない努力をしたらしい。
他にもびっくりすることはある。
会社での飲み会の日、家族の食事を用意して参加した節子さんに電話がかかった。
「・・オレの酒の肴は?」
ご主人からの電話だった。
しまった!こどもの食事のことばかり考えていて、ダンナの酒の肴のことはすっかり忘れてた!!
ということに気付いた節子さん、飲み会の途中で席を立ち、家に帰った。
ご主人の酒の肴であるかまぼこを切るために。
はぁ~?
わざわざ奥さんにそんなことで電話して来る?
ましてや帰ってきて用意しろ、なんて言う?
ありえん・・・・
私が節子さんだったら、何度叱られ、何度喧嘩することになっていただろう。
女が口答えすることは許されないこと、といわれ続けて大きくなった節子さんはご主人にはむかうことなどしない。
ご主人を怒らせるようなことをした自分が悪いのだ、と、自分を戒める。
そういう暴君的発言をするご主人にも腹が立つが、それを許す節子さんにも私は歯がゆさを感じる。
そんな私と節子さんの上に立つ上司も、節子さんのご主人と同い年。
先日も、私が休んだ日、財布を忘れてきた節子さんが上司に、お金をちょっと今日一日貸して欲しい、と申し出たら
「オレも6千円くらいしかないから、貸したら俺が困る。時間をやるから家に取りに帰れ」といったらしい。
会社の金庫には、常備金がそれなりに入っている。
ちょっと一日だけでも用立ててあげることは支社長である彼の判断でどうにでもなることなのに、それって・・・。
優しくない。。
節子さんもそれを言われるままに従うなんて。。
私がいたら、きっと横から口をはさんでしまっていただろう。
「100万も200万も貸してくれといってるわけでもなし、ちょっと借りて逃げるわけでもなし、それくらいの融通きかせてあげたらどうなんですか!」と。
街の中でも、周りに気遣いを見せず、道を譲るなんてことは絶対しないが自分が譲ってもらえなかったらご機嫌が悪くなる。
そんな横暴な運転をするのはそれくらいの年代の男性が多かったりするし。
たまたま私の周りで見聞きする団塊世代の男性がそうなだけなのかもしれないけれど、なんとなく苦手意識を持ってしまう。
だから熟年になって奥さんから三行半を突きつけられたりするのだろうか。
それにしても、節子さん、よくぞその横暴さに長年耐えられましたよね。
そっちに拍手だわ。
同僚節子さんのご主人の話には驚くことが多い。
というか、節子さんの人生そのものが驚きに満ちたことばかりなのだが・・。
先日、関連会社の女性社員(2世代同居)が目を晴らして入ってきた。
「あ~ん、寝すぎて目が腫れてる~~~。」
と、うちのオフィスにある冷蔵庫の氷を取りに来た。
節子さん:「どうしたん?主婦が目が腫れるほど寝たって、一体何時間寝たん?」
とたずねると、おおよそ16,7時間ほど寝たという。
節子さん:「よくまぁ、そのトシ(44)にもなって、そんなに寝れるもんだわね。
私なんて、若い頃からそんなに寝たことはないわ」とあきれ気味に言う。
確かに、私も最近でこそ休みの日にお昼近くまで寝ることはなくなったけれど、40過ぎまでは昏々と眠り続けていた。
だが、節子さんはものすごく若い頃からそんな昼近くまで寝ることがなかったのだそうだ。
農家に生まれ育った節子さんなので、当然家の人たちの朝は早い。
お母さんを病気で早くに亡くした節子さんは、同居のおばあちゃんが母親代わりだった。
早朝、トイレに起きたら最後、子どもといえど再びふとんにもぐることなど許されなかったのだそうだ。
「お天道様があがっているうちに出来ることは山ほどある。いつまでもぐうたら寝ているんじゃない!」とおばあちゃんの叱責の声が飛んできた。
土間や仏間の掃除、薪を拾い集めたり、川の水を汲んできたり、と容赦なく仕事を言いつけられた。
それが染み付いた節子さんは、どんなに眠たくても日の出とともに起きる生活を続けている。
けっして寝ることが嫌いでも、眠たくないわけでもないのだが、電気をつけずに動けるときに働かないことが「もったいない」というのだ。
そんな節子さんであるが、ついうとうとしてしまうことが何度かあった。
子育ての最中、こどもに授乳しながらの転寝。
そのとき、ご主人が烈火のごとく怒ったのだそうだ。
「お前が寝てどうする!こどもが窒息したらどうするんだ!」と。
逆らうことのない節子さんは、素直に
「はい、すみません。。。二度としません。。」とそれ以来、眠たくなったら自分で自分をつねって目を覚まし続けたのだそうだ。
また、別の時には。
ご主人が運転してのドライブ中、助手席の節子さんがうたたね寝した。
そこで、またご主人
「こらっ!なんで運転している横でぐーすか寝るんだ!俺が眠気を誘われて危ないじゃないか!」
と節子さんを怒鳴りつけたのだそうだ。
そこでも節子さん
「あ、ごめんなさい。。気をつけます・・」
以来、ガムをかんだり、しゃべり続けたり、足踏みをしたりして眠らない努力をしたらしい。
他にもびっくりすることはある。
会社での飲み会の日、家族の食事を用意して参加した節子さんに電話がかかった。
「・・オレの酒の肴は?」
ご主人からの電話だった。
しまった!こどもの食事のことばかり考えていて、ダンナの酒の肴のことはすっかり忘れてた!!
ということに気付いた節子さん、飲み会の途中で席を立ち、家に帰った。
ご主人の酒の肴であるかまぼこを切るために。
はぁ~?
わざわざ奥さんにそんなことで電話して来る?
ましてや帰ってきて用意しろ、なんて言う?
ありえん・・・・
私が節子さんだったら、何度叱られ、何度喧嘩することになっていただろう。
女が口答えすることは許されないこと、といわれ続けて大きくなった節子さんはご主人にはむかうことなどしない。
ご主人を怒らせるようなことをした自分が悪いのだ、と、自分を戒める。
そういう暴君的発言をするご主人にも腹が立つが、それを許す節子さんにも私は歯がゆさを感じる。
そんな私と節子さんの上に立つ上司も、節子さんのご主人と同い年。
先日も、私が休んだ日、財布を忘れてきた節子さんが上司に、お金をちょっと今日一日貸して欲しい、と申し出たら
「オレも6千円くらいしかないから、貸したら俺が困る。時間をやるから家に取りに帰れ」といったらしい。
会社の金庫には、常備金がそれなりに入っている。
ちょっと一日だけでも用立ててあげることは支社長である彼の判断でどうにでもなることなのに、それって・・・。
優しくない。。
節子さんもそれを言われるままに従うなんて。。
私がいたら、きっと横から口をはさんでしまっていただろう。
「100万も200万も貸してくれといってるわけでもなし、ちょっと借りて逃げるわけでもなし、それくらいの融通きかせてあげたらどうなんですか!」と。
街の中でも、周りに気遣いを見せず、道を譲るなんてことは絶対しないが自分が譲ってもらえなかったらご機嫌が悪くなる。
そんな横暴な運転をするのはそれくらいの年代の男性が多かったりするし。
たまたま私の周りで見聞きする団塊世代の男性がそうなだけなのかもしれないけれど、なんとなく苦手意識を持ってしまう。
だから熟年になって奥さんから三行半を突きつけられたりするのだろうか。
それにしても、節子さん、よくぞその横暴さに長年耐えられましたよね。
そっちに拍手だわ。
夫の両親もそんな感じだったようです。
義母が言ってました(あまり愚痴は言わない人が)
ずっと若いころにバスで3時間くらいかかる実家に用事があり、里帰りした時に「オレの夕飯は?」と電話をかけてきたと。
遊びに出掛けてるわけでもなく、頻繁に里帰りしているわけでもないのに「ゆっくりしておいで」ぐらい言ってくれてもいいのに・・・そういう人なの・・・と。
かなり昔のことなのに、ついこの間のことのように静かに愚痴ってたことがありました。
私には勤まりませんこのての夫の妻には。
なんていうのか、わがままっていうのか、頭ごなしの言い方に優しさがない、っていうのか。
添い寝をしていて赤ちゃんを窒息させてしまう、っていうことを心配するのはわかるけれど、育児で疲れている妻の立場を思いやればそういう言い方はしないんじゃない?って思うし。
けっして私はフェミニストではないけれど、こういう亭主関白的発言をする男性はNGです。