話題に事欠かない節子さんの20年来の友だち。
友だちというのが正しいのかどうなのかはわからないが、とりあえず節子さんは友だちと呼んでいるので、そういう関係なのだろう。
その友だちが節子さんに尋ねたそうだ。
「あなたは、可愛い赤ちゃんや子供をみたら、そのほっぺをぎゅうーってつねってみたくなったりしない?」と。
節子さんはとっさに、彼女の尋ねる意味が飲み込めなかった。
要するに、可愛さ余って憎さ百倍というわけでもないのだろうが、あまりに可愛くてその愛くるしいぷっくりしたほっぺを思い切りつねりたくなってしまうのだそうだ。
ほかにも、デジカメのスティックやメディアカードをコップの水の中につけて、それでかき混ぜてみたらどうだろう?とか、可愛い子犬や子猫を見ると、石をぶつけてみたくなる、とか・・・
要するに「S」的な心理を持っているらしい。
実際、子供の頃、自分の妹さんの指をしょっちゅうつねっていたし、妊娠中はご主人の指や腕を噛んでいたのだそうだ。
そういう行為を自分がすることに、その友人は別に変なことだと思っていないらしい。
節子さんは当然のことながら
「そんな気持ちになるわけない。可愛い子を見たらほおずりしたくなるし、メディアスティックを水につけたりしたら駄目になるのがわかっているのに、そんなアホみたいなことしようとは思わない。」
と答えたら
「へぇ・・・。変わってる・・」といわれたそうな。
で。
私にその心理が理解できるか?と尋ねられた。
当然「NO」である。
破壊的な気分をまったく持たないのか、といえばそうではないだろうが相手の苦しむ表情が見たいというような趣味はない。
この節子さんの友人と節子さんの関係もかなり変わっている。
公園のママ友達でスタートした二人だが、あるときその友人が節子さんに言った。
「私、あなたに出会った頃に、激しく傷つけられたことがあるのよ」と。
節子さんは、一瞬頭が真っ白になったそうだ。
そのひといわく、そのころ住んでいた狭いアパートに節子さんが遊びに来て、そのひとの持っている家財道具をみて
「これだけしかないの?」というようなことを言った、というのだ。
それ以来、その一言に深く傷つき、ずっと忸怩たる思いを持ったままつきあっていたのだ、と節子さんにぶつけた。
ちょうど、それは折しもそのひとが出産で入院していて、身内の人が付き添ってあげられないことをかわいそうに思った節子さんが、暑い炎天下に小さな息子さんの手を引いて毎日、毎日、クーラーボックスに冷たいものを入れて見舞ってあげていたときのことだったという。
その場で泣いてあやまった節子さんだが、自分のなかでもやもやしたものが残った。
もし、そういう失礼な言葉を投げつけたのなら、どうしてその場ですぐにおこってくれなかったのか。
5年もそういう思いをもったまま普段は仲のよい友だち関係を続けたのか。
そんな一件があってから、節子さんのほうから近づくことはなく、だが向こうが誘いかけてくることには応じているのだそうだ。
そのつきあいは、常にその友人の一方的なつきあい方で、節子さんの都合は完全に無視している。
そのひとの「S」的な面をきいたときに、節子さんは20年以上も前のその一件がよみがえったのだという。
人の心に潜む、様々な影というのはほんとうに怖いな、とあらためて思う。
友だちというのが正しいのかどうなのかはわからないが、とりあえず節子さんは友だちと呼んでいるので、そういう関係なのだろう。
その友だちが節子さんに尋ねたそうだ。
「あなたは、可愛い赤ちゃんや子供をみたら、そのほっぺをぎゅうーってつねってみたくなったりしない?」と。
節子さんはとっさに、彼女の尋ねる意味が飲み込めなかった。
要するに、可愛さ余って憎さ百倍というわけでもないのだろうが、あまりに可愛くてその愛くるしいぷっくりしたほっぺを思い切りつねりたくなってしまうのだそうだ。
ほかにも、デジカメのスティックやメディアカードをコップの水の中につけて、それでかき混ぜてみたらどうだろう?とか、可愛い子犬や子猫を見ると、石をぶつけてみたくなる、とか・・・
要するに「S」的な心理を持っているらしい。
実際、子供の頃、自分の妹さんの指をしょっちゅうつねっていたし、妊娠中はご主人の指や腕を噛んでいたのだそうだ。
そういう行為を自分がすることに、その友人は別に変なことだと思っていないらしい。
節子さんは当然のことながら
「そんな気持ちになるわけない。可愛い子を見たらほおずりしたくなるし、メディアスティックを水につけたりしたら駄目になるのがわかっているのに、そんなアホみたいなことしようとは思わない。」
と答えたら
「へぇ・・・。変わってる・・」といわれたそうな。
で。
私にその心理が理解できるか?と尋ねられた。
当然「NO」である。
破壊的な気分をまったく持たないのか、といえばそうではないだろうが相手の苦しむ表情が見たいというような趣味はない。
この節子さんの友人と節子さんの関係もかなり変わっている。
公園のママ友達でスタートした二人だが、あるときその友人が節子さんに言った。
「私、あなたに出会った頃に、激しく傷つけられたことがあるのよ」と。
節子さんは、一瞬頭が真っ白になったそうだ。
そのひといわく、そのころ住んでいた狭いアパートに節子さんが遊びに来て、そのひとの持っている家財道具をみて
「これだけしかないの?」というようなことを言った、というのだ。
それ以来、その一言に深く傷つき、ずっと忸怩たる思いを持ったままつきあっていたのだ、と節子さんにぶつけた。
ちょうど、それは折しもそのひとが出産で入院していて、身内の人が付き添ってあげられないことをかわいそうに思った節子さんが、暑い炎天下に小さな息子さんの手を引いて毎日、毎日、クーラーボックスに冷たいものを入れて見舞ってあげていたときのことだったという。
その場で泣いてあやまった節子さんだが、自分のなかでもやもやしたものが残った。
もし、そういう失礼な言葉を投げつけたのなら、どうしてその場ですぐにおこってくれなかったのか。
5年もそういう思いをもったまま普段は仲のよい友だち関係を続けたのか。
そんな一件があってから、節子さんのほうから近づくことはなく、だが向こうが誘いかけてくることには応じているのだそうだ。
そのつきあいは、常にその友人の一方的なつきあい方で、節子さんの都合は完全に無視している。
そのひとの「S」的な面をきいたときに、節子さんは20年以上も前のその一件がよみがえったのだという。
人の心に潜む、様々な影というのはほんとうに怖いな、とあらためて思う。
そのときに言えなかったことを流せないできちゃうのかなって思います。友達が幼稚園でそういうトラブルありましたもん。
ちょっとした一言に傷ついて、でもその場では言えず嫌な思いだけ引きずりお付き合いして、ある日突然告げられる、節子さんと同じですわあ。
基本的に親しき仲にも礼儀ありっていつも思ってますけど・・・人って難しいけどそういうのが興味深いときがあります。
お子さん、ご入学おめでとうございます。
小学校でも役員、まわってくるでしょうね(笑)
ところで、こまさんのお友達もそういう経験をされたのですね。
節子さんが言うには、5年以上も経ってそういうことをいわれても自分が言ったかどうかも覚えていなくて、フォローのしようもないから、どうしようもない、っていうんです。
そりゃそうですよね、その場で言ってくれたら、その言葉の真意が違うものだった場合、訂正もできるってものなのに。
しかし、それを言われた後もつきあってる、その二人というのも私には理解しがたいものがあります。
ま、節子さんは人間ができたひとだからかもしれないですけど。
ほんと、ひとっておもしろくもあり難しいものでもありますね。
ま、後から実はあの時は、っていう人、いるけどね。
もう時効、と思っていう場合もあるんじゃないのかな。
でも、私は、可愛い子を見るとガブガブしたくなります。
えいえいっってしたくなります。爆。
子供たちにもしょっちゅうガブガブかみついています。
(当然よその子にはしません)
母も兄も子供にそうしたくなる、と言っていたことがありました。
Sの血筋らしいです。
せっちーってどうして、こうも報われないのかしら、とイライラするぐらいです。
最近、熟年離婚っていうのがはやっているけど、ご主人がこれから!ってときに「はい、さいなら~」って手を振って別れていく奥さんに通じるものを感じたりもします(そのお友だちの態度ね)。
Sの血筋ってあるんですかい。
このひとは、かぷってかぶりつくんじゃなくて、思いっきり噛んだり、つねったりしていじめたくなるらしい。
そういうのって、S以外何者でもないよね?