ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

狭まる世界

2018-02-18 | 砂時計
銀盤での選手たちの活躍が華々しく報道されている。

テニスの錦織圭選手の試合を観ては、ああ、あんなショットが打てればどれほど楽しいだろうか。と思い、今回のプリンスたちの滑りを観ては、久々にリンクに上がってみたい、と思う。

小学生の頃、ともだちのお母さんがクルマで、隣県のスケート教室へ連れて行ってくださった。
冬の早朝、さぞや大変なことだったと思う。
しかしおかげで、軽いバックや、T字ストップくらいまではできるようになった。
それくらいのことが出来るといって、何がどう。というわけではないが、人生に少しの楽しみが加わったことは間違いない。

なのに。
歳をとる、というのはなんて寂しいことなんだろうか。
昨年、知り合いの同年代の男性が、ふとした弾みで脛椎を圧迫骨折したらしい。
そんな話を聞くと、
どれ、久しぶりにスケートにでも行ってスピンの練習でもしてみようか、とはならない。
骨折したら、どうしようか。
という心配が、真っ先に頭をよぎるのだ。
こうやって、色々世界は狭められ、生きる楽しみをなくしていくのだなぁ、と寂しい気分を味わう。

いくつになっても元気でピンシャンしてるのが理想なんだとはわかるのだが。
おもい通りにならないのが、世の中ってもんよ。

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