ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

時代がかわれば

2005-07-25 | 砂時計
アスベストが取りざたされている。
その昔には、建材としてもてはやされたものが、いまや人類から敵対視されているわけだ。
当然のなりゆきなのかもしれないが、時の流れとともに、説もいろいろと変化する。

夫は、中学、高校とずっとバスケット部に所属していた。
あの当時、運動部のキホンはハードな練習。
練習中に水分を取ることなどもってのほかだった。
それが、いまや水分を取ることが必須となっている。
また、筋トレの定番であった兎とびも、膝を傷めるし筋力のアップにはつながらないと、まったくかげをひそめてしまった。
まじめにそのトレーニングを積んだ夫は、いまは雨が近づくと膝が痛むらしい。
私は、一瞬剣道部に所属したが、あとはずっと帰宅部だったのでそういう運動面での被害にあうことはなかった。
しかし。
美容面での被害にあった。
おませだった私は、小学5年生くらいからニキビがポツポツできはじめた。
そろそろ色気づいてきていて、自分の容姿が非常に気になり始めた頃でもある。
ニキビをどうにかやっつけないと!
と、あれやこれやと試してみた。
情報を得るのは、もっぱら少女漫画雑誌。
お悩み相談コーナーや、美容、ファッションの特集が先生だ。
それによると、ニキビは詰まった脂肪を押し出し、ニキビ跡ができてしまわないように塩でごしごしこすりましょう。とあった。
そういうことにかけてはマメに取り組む私。
結果、無惨なニキビ跡が残ってしまった。当然だ。
この現代にあっては、洗顔で洗うのでさえ、しっかり泡立てた泡の力で落す、というのが正しい美顔方法であるというのに、塩でごしごし赤くなるまでこすっていたなんて愚の骨頂!
後悔先にたたず。

肌が汚くて死ぬことはないけれど、アスベストはそうではない。
今ごろになって、危険だ、危険だと言われてもどうすればいいというのか。
きっと、他にもこの先、色々なことが「実は・・・」と公表されはじめるのかもしれない。

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4 コメント

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わかるわかる! (Roco)
2005-07-27 15:25:59
私たちの年代って、環境もすごい破壊されていたしさ、

食べ物の栄養バランス、みたいな意識も欠けていたしさ。

色々今じゃ考えられないようなことやっていたよね。

一番そういうさなかの世代なんじゃない?

子供の頃紫外線も浴びまくっていたし。



理科の実験で石綿なんていつも使って

シャーペンでほじくったりしてたよ。ぞぞ~。

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うひひ、同世代! (CITROEN)
2005-07-27 21:33:58
Rocoさんもやったんだー!

私も石綿金網、ほじほじしたクチだよん。

ほんと、めちゃくちゃやってた時代だよね。

大腸菌もおかまいなしに、きったないプールでゴーグルもなしで泳がされたり、給食の牛乳はぬるーくなってるのを飲まされたり。

けど、考えようによってはそういうサバイバル的生活を送ってきたから元気なのかも。

アトピーも回虫がお腹にいるほうがなりにくい、っていうしさ。

だけど、恐いよね~。どんどん説が覆されるってのは。
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そうそう (Roco)
2005-07-27 21:43:16
すごい着色料のお菓子とか食べてたし。

母親の世代も、顔にバリバリに張り付くパックとか

してたよね~。

あれって今は良くない、っていうじゃない?



私、思い出すのは、兄が骨折したとき、

病院の先生が、「小魚食べて下さい」っていったのね。

で、母が「シラスとかですか?」っていったら、

「シラスに骨はありませんからダメです」って。

シラスってカルシウム豊富じゃない?

医者もその程度の知識だったんだろうなあって思うわ。
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それは、、 (CITROEN)
2005-07-27 22:07:58
その医者が無知だっただけじゃないかい?

だって、私が小さい頃、母がカルシウムをしっかり取らすべく、離乳食にシラスをいつも食べさせていた、って言ってたから。



それにしても、ほんとむちゃくちゃよね。

パックもきゅうりやレモンをそのまま貼り付けましょう、とか書いてあったし。

今やそんなことをすればシミを作ってください、と言わんばかりだものね。

化粧品の原材料も、今使われているものがこの先「毒です」と言われかねないのが恐いなぁ。
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