え、ああ、うん。

朝から、なんとなく落ち着かない。
午前９時に発表があった。
息子には、結果を見たらすぐ、連絡をするように命じてある。
９時になるやいなや、電話が鳴る。
トゥルルル・・・
あわてて電話に飛びつく。
青汁屋からのどうでもよい電話。
肩すかしをくらい、へなへなと受話器を置く。
９時２分、３分、、、５分。
リーン・・
買ったばかりの携帯が鳴っている。
慣れていない私たち夫婦は、それが携帯の音だと気付くのに暇がかかる。
「ケイタイや、ケイタイ！」二人であたふたとするが、情けないことに電話の受け方がわからない。
結局、ケイタイには出られずに、もう一度連絡を待つことにする。
トゥル・
「もしもし！！」私
「あったで。」息子
「え、ああ、うん。」それだけいうのが精一杯で、夫に替わる。
たいして何もしてやらなかった私だが、なんだかホッとして力がぬける。

そういうわけで、ありました。「１６４番」。
ご心配くださったり、応援してくださったりしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。