唄を忘れたカナリアは

ネットがつながり、部屋の床面が広がって、ようやく日常生活が戻ってきた。

とにかく頭がハゲそうになるほど忙しい３週間だった。
親が転勤族だった私なので、引越し慣れはしているつもりだったが、いかんせんフルタイムの仕事をもちながらの引越しは信じられないほどの忙しさだ。
それに加えて、息子の入学準備、さらには会社の同僚の家が全焼するというアクシデントまでくっついて仕事も休めず、連日連夜夜鍋で荷物を片付けた。
火事場の糞力とはよく言ったものだ。
自分でも信じられないくらいの獅子奮迅の働きぶり！
もっとも家族から
「ほとんど、アンタのものばっかりやん！」と大ブーイングをうけての片付けなので当然といえば当然なのだが。
まとめるうちに、自分でも吐き気を催すほどの荷物の多さだった。
なのに、きっぱり捨て去る決断もつけられず、またもこの家にひこずって来てしまった私。

今は滅多に作らないケーキ類の道具だけでも５箱。
それに加え、最近のめりこんでいる布、ソーインググッズ関連が１０箱。
夫からは
「しらんうちによ～け（たくさん）買い込んだんやな！！」と嫌味を言われ、かといってカーテンやら、布団カバーを作れるほどの布はなく・・・。
ちょっと、見境なく買った自分を反省。
せっかく、私の洋裁部屋ができたのにも関わらず、荷ほどきする元気もなく、今もって引越しやさんの段ボールが積みあがったままである。

ネットも中継ポイントがかわらないのにも関わらず、申し込みから１０日も待たされた。
ケイタイは手にしていたものの、結局はネットに頼ることの多い私たちにとって、ネットのない生活は本当に不便極まりないものだった。
会社ではますます環境整備（悪整備）が進んで、殆どネットを開けなくなってしまっており、ブログの打ち方すら忘れてしまうのではないか、と思ってしまった。

明日は入学式。
ちょっと邪魔くさいなぁ、という気持ちがなきにしもあらずだが、回りが行け、行けとうるさいので行くことにする。
先日の入学説明会にやってきた同窓会会長とやらが、延々とのたもうた自慢話をまたもたらたら始めたらどうしようか、と悩みつつ。。