国内産にこだわって

サバイバル生活をやらせたら、きっとこの人の右に出るものはいないと思われる
切詰節子さん。
またや、新たな生活の知恵を伝授してくれた。
「干しわかめ」である。
春近いこの季節になると、スーパーの魚売り場に生わかめが並ぶ。
今まで、何も気にせず素通りしてきた私だが、今年は違う。
節子さんに、「干しわかめ」を教わったのである。
作り方はいたって簡単。
買ってきた生わかめを水洗いしたあと、さっと熱湯にくぐらせる。
茶色い生わかめがみるみるうちに綺麗な緑色に変色する。
その下処理を施したわかめを天日干しにするだけなのだ。

別に、干しわかめごときに、そんな手間をかけなくても、スーパーに行けばカットわかめが山積みされている。
だが、去年の北京オリンピックで、ヨット競技の会場になる海がヘドロに汚染されて競技そのものが危ぶまれるほどだ、と報じられているのをみて、乾燥わかめを買うことがちょっと怖くなってしまった。
生産国が日本、となっていたってわかったものじゃない。
アサリでさえ、輸入して一晩寝かせれば熊本産に化ける時代である。
ちょこっとした手間で、安全な食品が食べられるのなら・・

なにより、びっくりしたのはとても安いということ。
ワントレーが１００円ちょっとなのである。
お洒落なベランダとは言い難いが、今度は自家製干物にチャレンジしようかなぁ。
ここならネコもあがっては来ないだろうから。