強気は強い？

あれもしよう、これもしよう、と計画倒れで終わった三連休。
息子は部活で朝早くから夜遅くまで戻ってこない。
これ幸いと、自分の趣味に没頭できると思っていたが、なんだかんだで時間は過ぎた。

今日は、学生時代の後輩からお誘いがかかり、昼過ぎから出かける。
彼女は卒業と同時に、小学校の教員となりバリバリ働いている。
が、学校の先生に多い、ひっつめ髪に時代遅れのファッションに身を包んだようなタイプではなく、どこかのＯＬのように華やかだ。髪はきれいに染め、マニュキアもきれいに塗っている。メイクも時代に即した、ナチュラルメイクを完璧に作りこんでいる。
聞けば、下着はフルセットん十万もするような矯正下着をつけているらしい。
高３、小６の男の子のお母さんでもある。
受験生である上の子が目指しているのはＴ大理Ⅲ。医学部の最高峰である。
子どもにかかるであろう学資のこともありながら、自分にそれだけ投資できるのはやはりきちんとした仕事をもっているからであると思われる。
彼女の話を聞いていると、根底にあるのは強気な人生観。
自分自身が今まで、なんら挫折することなく生きてきて、家族も順風満帆、欲しいものの殆どは手に入れ、迷うところなし、といった感じ。
それはそれでひとつの生き方であり、考え方である。
風にふかれて、というボブ・ディランの歌のようにふらふら生きている今の私には、ちょこっと疲れるものがあった。
彼女は彼女で、ブランドを追いかけていた学生時代の私と、今の私が結びつかなかったかも。

それにしても、よそのお子さんは、どうして皆出来がいいのだろう。
あっちでも、こっちでも聞くのは
「もう、頼むからそんなに勉強せんといて。」というほど勉強ばかりして困る、だの
「子どもはＨ大に進みたいというけど、親としてはＫ大にして欲しいの。」だの世の中の大半の親が聞けば
なんて、贅沢な悩みなの！といいそうなグチばかりが耳に入る。
カエルの子はカエル、所詮私達夫婦の子どもだからそんな期待はしてはいない。だけど、せめて部内で一番悪い成績を取った罰ゲームがあたる事態は避けて欲しかったよ。。
罰で買わされるスイカは、自分のお小遣いで買っていただきますから！