ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

時間の感覚

2004-11-04 | 砂時計
本屋さんの店頭に、年賀状特集の雑誌が並びはじめた。
この雑誌は、去年買いそびれて、図書館で予約までしてコピーをとった雑誌だ。
毎年恒例の特集なのだろう。
あちこちの本屋さんを探し回ったことが、つい昨日のことのように思える。
ああ、もう一年が経ったのか。

今年は自分のまわりでも、また日本全体、世界中でも色々なことが起こり、あっというまに日が過ぎた。
よく言われることだけれど、歳をとるごとに時の経つのが早くなる。
時計が刻む時の流れは同じなのに、なぜなのだろう。
小学生の頃は一年が本当に長かった。
私は学校が嫌いだったので、余計にそう感じたのかもしれない。
いや、それよりも子どもの頃は、自分の知らないことばかりで、新しいことに出会い、それを貪欲に吸収しようとするがために時間がかかっていたのかもしれない。
だが、大人になって、仕事も含めルーティンワークが増えはじめると、脳への新しい供物は減り、脳からの流失ばかりが増えていくので、時の流れを早く感じるのかもしれない。

そんなことを考えながら、この雑誌を立ち読みしに行こうと頭に書き留める。
今年は、年賀状はいらないというに。

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