ちびた軽石

素足で出かける季節が近づいてきた。
普段、ストッキングははいているものの、パンツが多くてサンダル類もあんまりはかないので気にしていなかった。
が、先日何かした拍子に踵をみてぎょっとする。
白い筋が入ってガビガビになっている。
わぁ！完全にオバサンの踵だわ。。（他の部分は、しっかりオバサンの域に到達しているが）
これじゃ、サンダルを履く季節になっても、堂々とは履けやしない。
冬の間に手入れを怠ったツケがまわってきている。
手入れといっても、お風呂上りに手にハンドクリームを塗ったついでに踵にもそのあまりを擦り込むくらい。
それでも、暖かくなる頃には全然違う。

そこでさっそくお風呂に入り、かかと用の道具でこする。
なんだか頼りない。
小学生の頃、♪手と足にプリｘｘ－♪というCMで売りに出された角質とりクリーム。ひじや踵の黒い垢みたいなものがポロポロ落ちるのが面白そう、といっぱいこすりつけたことがあったなぁ、と思い出す。

そういえば、夫の実家のお風呂にはちびた軽石が常にある。
どうやら、姑が愛用している様子。
元々肌がとっても綺麗な姑であるが、身体の肌のしっとり感にはびっくりした。
齢８０近くの老人の肌とは思えないもち肌。ぷりっぷりできめが細かく、色も白くてしっとりしている。
姑がなくなったら、私の顔に移植したいわっ！って思えるほど。
そんな肌質のせいか、姑のかかとは柔らかい。
それともちびた軽石が、日々の手入れの証ということか。
私も軽石が削れてなくなるほど、踵をこすることとしよう。