ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

おかえり

2005-12-27 | 砂時計
先の三連休、実はかなり暗い連休だった。
というのも、またもチョンボしてしまったから。
今度は、家の鍵をなくしてしまった。
22日のことである。
あの日はとても寒く、自転車で出勤する勇気がわかずにバスででかけた。
普通に乗って、降りて、会社に到着。
昼前に郵便局へ出かけた以外、バッグを持って外にでることはなかった。
家にたどり着き、マンションのオートロックを解除しようとバッグを開くと、鍵が、ない。
えっ!
嘘、嘘、とつぶやきながら、エントランス入り口でバッグの中身をひっくり返した。
何度見ても、ない。
考えられるのは、郵便局とコンビニでお財布を出したときしかありえない。
すぐに会社に電話して、まだ会社に残っている節子さんに机周りをみてもらう。
会社の隣のコンビニでもきいてもらうが、どちらもない。
普段なら、1分たりとも立っていられないほどの寒さの中、ほとんど寒さを感じない。
この家に引っ越したとき、夫が玄関の鍵を替えた。サムターン回しの被害にあいにくいようにディンプルキーに替えたのだ。そのときに
「これは無くしたら高いから、無くすなよ。」と念押しされたのを思い出す。

私は前科者だったのだ。
この地へ引っ越してきてすぐ、前のマンションの玄関キーと車のキーをつけていたキーホルダーを落としたことがあるのだ。
すぐに届け出たが、もちろん出てくるはずはない。
仕方がないので、車も玄関の鍵もすぐに取り替えた。
そんないきさつのある私なので、念を押されたのだがまたやらかしてしまった。

思い当たるところ全てに連絡し、確認したがどこにもない。
運悪く3連休に入ってしまい、身動きの取れない状態になった。
夫からは冷たい視線を投げられ、あきれられた。
自分でも情けなくて、落ち込んでいた。

だが。
だめもとで、もう一度バス会社に問い合わせると、あった!
クマのマスコットのついた子どもじみた鍵の束が拾われていた。
今度鍵を作ったなら、軍人の認識票のように首からぶら下げるしか仕方がないな、と思っていたけど、再び手にするテディベアはけっこう大きい。
おかえり。
今度は、ぜったい捨てたりしないから。
今度は、ちゃんとおうちを作ってあげるから。
もう、私の手を離れないでね。


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4 コメント

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まるで物語 (mimirin)
2005-12-28 08:40:58
CITROENさん、おはよう。

読み終えて、何故か私が感傷的になった。

気をつけていても、やっちゃうことってあるからね。

色んな事が頭の中を、駆け巡り、イヤな汗とか出てくる。

あーん、つらいよ~。



しかし、見つかるあたりが、ほっとさせられました。

お互い気をつけましょうね☆

元気出して下さいね、CITROENさん!
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ありがとう! (CITROEN)
2005-12-28 18:26:59
mimirinさん、ありがとう。

ほんとどんくさいでしょ、私。

自分でも嫌になるよ。

何かに熱中すると、ぽーんと飛んでる部分が多々あって、無意識にやったこととかまるっきり覚えていなくて。

mimirinさんは、楽しそうな毎日ですね。

あのカート、色が可愛いし、野田琺瑯もいい感じですね~。いいな、東京は。

そうそう、あのスタミナ鍋、めっちゃ気に入りました。あれ以来、2週に一度は食べてます。

また、おいしいもん教えてくださいね!
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他人事とは… (マーブリ)
2005-12-28 22:41:23
一年の半分はなくしものを探している私…他人事とは思えません。

でも、これですんで良かったのかもしれないですよ!もっと大変な状況もあったかもしれないです。

元気を出してください!



先日の車とジャズの話失礼しました。

無知もほどほどにしないといけないですね…



今年は色々お話できて楽しかったです。

来年もよろしくお願いいたします!

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Merci! (CITROEN)
2005-12-29 00:56:56
マーブリさん、こんばんは。

そうなんですか?マーブリさんも、探し物の時間が長いと聞いて、なんかちょっとうれしくなりました。

このところ、本当にぼんやりしているというのか、物忘れがひどくって、認知症がじわじわと始まりだしたのか、と心配になってきました。



車とジャズの話。

とんでもないです。私も知らないことばかりで。。

車は、うちのように故障が少ない仏車が珍しいのかもしれません。マーブリさんがおっしゃっていたように、そういうご機嫌の波の激しいところが可愛いと思って乗っている人が多いのが欧州車なのかもしれませんね。



こちらこそ、マーブリさんと色々なお話ができて、有意義な一年でした。来年もまた美術書のようなマーブリさんのサイトを楽しみにしています。

ちょっと早いですが、どうぞ、よいお年を。
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