休日前の気分

今日はムスコがコンサートに出かけて（おいおい、受験生。）しまったのと、夫もまだ仕事から帰っては来ないので、自分ひとりの時間を愉しんでいる。

子どもの頃一番好きだった時間は、半ドンだった土曜日の午後の時間。
これから始まる休日の一日半を思い、胸を躍らせた。
学校の図書室で借りてきた本をひろげたり、松竹新喜劇の寛美を見て笑ったり涙ぐんだり。
暗黙のうちに、友だちとは約束しないことになっていた。
なぜなら、それぞれ家族と出掛けたりするからだ。
日曜日というまるまる一日お休みの日より、午前中は学校に縛られて、午後から解放される土曜日の方がなぜか好きだった私。

大人になってからは、「花金」と呼ばれる金曜日の夜が一番好きだ。
今夜のように、家族のために何かをまずしなければいけない、というような束縛がない夜は尚更のこと。
夫の嫌いなＴＯＴＯをかけ、縫いものの続きをしたり、お菓子をつまんだり。
こんな時間は大好きだけど、それは普段の追われるような時間があるからだろう。
これが、いつか子どもが巣立ち、夫は夫で忙しくなってしまえば、こんな時間の愉しみは愉しめなくなってしまうのかもしれない。