ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

花咲かばあさん

2012-07-26 | 砂時計
午前中、仕事を休んで目医者に行った。
診療時間前に入ったのに、待合室はいっぱい。
右を向いても左をみても、おばあさんだらけである。
眼科の困るところは、目が悪くてくる医者なので本やテレビのたぐいがない。
仕方なく、ぼーっと自分の番がくるのを待つのみである。
暇にあかして、することといえば待合室の人物ウォッチング。
ご多分にもれず、老婦人がすることと言えば、隣り合わせた人に話しかけ、お互いの病気自慢。
「この年がくると、ひざがなぁ」とか
「目が白内障で、よう見えんのや」とか・・
まあ、とにかくばあさまだらけである。

平均寿命も男性より、女性が長い。
思うに。
女性はどこかちょっとでも調子が悪いと、すぐに医者にかかる。
長い待ち時間もなんのその。(かくいう私も、めげずに待った。)
それに反し、男性は仕事もあるし、面倒くささが先にたち、よっぽどひどくなるまで医者にはかからない。
また、日々仕事のストレスたるや相当なものである。
はたまた、女性本来の種の保存という観点からも、自己防衛本能が強く、自分の生命をより長く
のばそうとするからなのか・・

いずれにしても、どちら様もこちら様も、足腰が立たなくなっている方も、おしゃべりのできるお元気な方も、皆様ご高齢の女性の方ばかり。
自分もつま先ぐらいを、この皆様のサークルにつっこんでいるのかと思うと、なんだかな~、と思ってしまった。
まだ、この年で目が悪くなるのはつらいから、まめにお医者様にかかろうと思うけれど、長寿も様々、なんでもかんでも寿命を延ばすことばかりがいいとも思えない。
太く短く、そんな濃い人生が送れたらいいな。

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