お盆のおわり

今日から、仕事に復帰。
まだ、得意先もお休みのところが多いのかして、電話もほとんど鳴らない。
休み中に机上に盛り上げられたメモなどを片付け、ぼんやり過ごした一日。
帰宅途中に、いつものショッピングセンターに立ち寄り夕飯の買い物をする。
お盆が過ぎたのに、中央のイベントコーナーには「お中元」と書かれた札が下がり、それらしいセットものがいまだに置かれていた。
いくらなんでも、「お中元」はないでしょう、と思いつつ傍らのセレクトショップに眼をやる。
秋らしい、こげ茶、グレー、深いグリーンなどの色合いの洋服が並んでいる。
素材も、ベロアやバックスキンのような風合いのものまで置かれている。
外ではまだ体温と変わらない気温が続いているというのに。
だが、冷房の効いた店内で、こういった秋物を見ていると、縫おうか縫うまいか悩んでいる夏色の生地で今から何かを作るというのがとても間抜けな作業に思えてくる。

でもなぁ。
クーラーのないミシン部屋で、重い色のちくちくするような生地を触るのはぞっとするし、かといってあっという間にやってくる秋に間に合わせるには、もう取り掛からないと木枯らしが吹いてしまいそうだ。
お盆休み、5日もあったのに何もできなかった。
やっぱり私はお尻に火がつかなければ、出来ないタイプなんだわ。
学生時代のテスト前が蘇る。