今、台湾でグリコ・森永事件に似た事件が話題になっている。
グリコ・森永事件と言えば思いだすものがある。
当時、私は大阪の会社で働いていた。
オフィスは新大阪駅の真ん前。
会社には男性社員が支店長をはじめに7名ほどがいた。
その頃、連日ニュースのトップを飾っていたのがグリコ・森永事件である。
コンビニのビデオに残された画像を元に、大阪府警・近畿各県警がローラー作戦にでたのもその頃のことだ。
標的は“小太り、狐目の男”。
そんなある日のこと。
会社の受付カウンターに二人の男性が訪れた。
一人は角刈り、安物のスーツ、そしてもう一人は皮ジャンにパンチパーマ。
二人とも目つきが凄みを帯びている。
応対に出た私は、てっきりその筋のおひとかと思い、ドキドキする。
「こちらに、x木x一さんという方はおられますか?」
と、これまた凄みのある声で安物スーツの男性がきりだした。
「・・あの・・・失礼ですが・・」と私がおずおず言いかけると
皮ジャンを着たパンチパーマの相棒が
「私達は、こういうものですが」とおもむろに取り出したのが世にも有名な桜田門の付いた黒の警察手帳だった。しかも、ファッションにあわせてかどうかは知らないが、太いチェーンで繋がれている。
テレビの水戸黄門よろしく「へへぇっ~~~~」と頭を下げそうになりつつ支店長に取り次いだ。
用件は、結局今回のグリコ・森永事件で重要参考人と思しき小太り、狐目の人物に会社の男性社員が酷似しているので会わせて欲しい、ということだった。
小太り、という点においては確かに合っていた。
しかし狐目か、と言われればそうではないひとだった。若い頃には結構ハンサムだったのではないかと思われる風貌だ。ちょうど俳優の津川雅彦を膨らませたような顔立ち。
後日、その本人の事情聴取が会社の応接室でとりおこなわれ、無罪放免となったのは言うまでもないことだが。
事情聴取を受けた本人の話に寄ると、新聞の集金のおばさんが、ワンルームに住む東京訛りの胡散臭い小太り男がいる、と警察にたれ込んだ、というのだ。
本人は「失礼なばばあだ!何が狐目だ!!どこが胡散臭いっていうんだ!あの新聞はもうやめてやる」といきまいていた。
単身赴任で東京から来ていたひとなので、家にいることはあまりなく、集金のおばさんからすれば怪しく映ったのかも知れない。ちょうど住んでいたのは、最重要エリアの尼崎だったことも関係している。
それにしても。
その時初めて知ったのは、刑事というのはドラマ(太陽にほえろ!)で見ていたようなスーツ姿のサラリーマンタイプではないのだ、ということ。
目つきといい、喋り方、声の出し方といい、堅気の人間から見ればその筋の人か?と見分けのつかない人達だった。
へぇ・・・。やっぱりドラマはドラマなんだ~。と改めて知った。
グリコ・森永事件、というフレーズを聞くたびに、私はあの二人の本物デカの姿が蘇る。
グリコ・森永事件と言えば思いだすものがある。
当時、私は大阪の会社で働いていた。
オフィスは新大阪駅の真ん前。
会社には男性社員が支店長をはじめに7名ほどがいた。
その頃、連日ニュースのトップを飾っていたのがグリコ・森永事件である。
コンビニのビデオに残された画像を元に、大阪府警・近畿各県警がローラー作戦にでたのもその頃のことだ。
標的は“小太り、狐目の男”。
そんなある日のこと。
会社の受付カウンターに二人の男性が訪れた。
一人は角刈り、安物のスーツ、そしてもう一人は皮ジャンにパンチパーマ。
二人とも目つきが凄みを帯びている。
応対に出た私は、てっきりその筋のおひとかと思い、ドキドキする。
「こちらに、x木x一さんという方はおられますか?」
と、これまた凄みのある声で安物スーツの男性がきりだした。
「・・あの・・・失礼ですが・・」と私がおずおず言いかけると
皮ジャンを着たパンチパーマの相棒が
「私達は、こういうものですが」とおもむろに取り出したのが世にも有名な桜田門の付いた黒の警察手帳だった。しかも、ファッションにあわせてかどうかは知らないが、太いチェーンで繋がれている。
テレビの水戸黄門よろしく「へへぇっ~~~~」と頭を下げそうになりつつ支店長に取り次いだ。
用件は、結局今回のグリコ・森永事件で重要参考人と思しき小太り、狐目の人物に会社の男性社員が酷似しているので会わせて欲しい、ということだった。
小太り、という点においては確かに合っていた。
しかし狐目か、と言われればそうではないひとだった。若い頃には結構ハンサムだったのではないかと思われる風貌だ。ちょうど俳優の津川雅彦を膨らませたような顔立ち。
後日、その本人の事情聴取が会社の応接室でとりおこなわれ、無罪放免となったのは言うまでもないことだが。
事情聴取を受けた本人の話に寄ると、新聞の集金のおばさんが、ワンルームに住む東京訛りの胡散臭い小太り男がいる、と警察にたれ込んだ、というのだ。
本人は「失礼なばばあだ!何が狐目だ!!どこが胡散臭いっていうんだ!あの新聞はもうやめてやる」といきまいていた。
単身赴任で東京から来ていたひとなので、家にいることはあまりなく、集金のおばさんからすれば怪しく映ったのかも知れない。ちょうど住んでいたのは、最重要エリアの尼崎だったことも関係している。
それにしても。
その時初めて知ったのは、刑事というのはドラマ(太陽にほえろ!)で見ていたようなスーツ姿のサラリーマンタイプではないのだ、ということ。
目つきといい、喋り方、声の出し方といい、堅気の人間から見ればその筋の人か?と見分けのつかない人達だった。
へぇ・・・。やっぱりドラマはドラマなんだ~。と改めて知った。
グリコ・森永事件、というフレーズを聞くたびに、私はあの二人の本物デカの姿が蘇る。
その暗がり、って何?だよね。
近頃は、いい年の警察官でも変なことしたりするし、ほんとあてにならないわ~。
さとちゃんがいうように、そういう権威アイテムをちらつかせて生きてる人種ってサイテーだと思う。
例の自転車でてきたのね。よかったね!!
EKOさんも警察を経験したのですか?
私も一人暮らししてたとき、部屋にコソ泥に入られて、下着を盗まれたことがあります。
その時は鑑識なんてきてくれなくて、制服のおまわりさんでした。
大阪府警だと相手もすごいのが多いから、おのずと張り合って迫力ある人種になっていくのかもしれませんよね。バリバリの大阪弁だったし。。内心、映画みたいだ-!ってワクワクしました(爆)
そのとき、警察から数人来て「鑑識」したりいろいろしましたが、その時いたのは刑事か警官か、(刑事だとおもうのだけど)スーツとか、コートでなく、制服みたいな服でした。
「デカ口調(くちょう)」ではなかったです。
グリコの時は刑事さん自らテンション上げていたのかもしれませんね。
・・・・って、書き始めて思い出したけど、最近ドロボーされた自転車を見つけてくれたんだった!警察、お世話になってたよ!
・・・もとい、
「私、警察だから」とか「私、こういうものだから(手帳を見せながら)」」と、腕をつかまれて、道の端とか、暗がりとかの方へ、引き寄せられそうになったことが、過去二回あるんですけど、「『だから』なんだよ!!は!?」と、二回とも断って、道の真ん中とか明るい所でお話させていただきました。
ほんと・・・・立場とか手帳とかで人をいいなりにさせようって・・・・そのスタンスが頭にくるよ・・・・(怒)
でも、自転車を見つけてくれたのは感謝しとります。
ありがとう~警察の人~