ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

たまには贅沢

2009-07-03 | 砂時計
昨日、息子から電話があったの。
と、話し始めた節子さん。
先月第二子を出産したお嫁さんが実家に帰ってしまっている息子さんからの電話だった。
何かと思えば、
「タレをまぶした牛肉って、このまま焼くだけで食べられる?」
と、節子さんに聞いてきたんだそう。
焼き方を教えた節子さんに、息子さんが一言
たまには贅沢してもええよな。この肉、輸入牛やし、半額になってるし」
と言い訳めいたことを照れながらお母さんに言ったらしい。
「ほんと、普段どんなものを食べているんだか・・」
と、明らかにお嫁さんに対しての不満がにじんだ言葉を口にした節子さん。
すぐ近所(クルマで10分)の実家に帰ったきり、ご主人である息子さんが毎日夜遅くにコンビニ弁当を片手に帰り、栄養の偏った食事をとっていても全く気にもかけていないお嫁さんに不満が募っているのである。
しかし
ちょっと待ったー!!
その台詞、何日か前に私も耳にした記憶がある。
まったく同じ台詞を節子さんが、私に言ったのである。
「昨日ね、スーパーで輸入牛のステーキ肉が半額になってたから、買ってきて食べたんよ。ものすごーく久しぶりに食べたお肉って、ほんまに美味しかったー!
たまには贅沢してもバチは当たらないよね。」
ほとんど息子さんが言ったのと同じ事を、ほんの数日前節子さんが私に語ったのである。
それを指摘すると
大笑いして
「ほんまや!!確かに、この前、私も同じこと言ったわ。
今言われて思い出した!あ~っはははは・・」

私が「ま、親子ってことですね。」で締めくくった話である。
だが、同じ母親から生まれていても、長男さんと次男さんでは、お金の使い方がまるで違う。
息子さん1号である長男さんは、お母さんの節子さんとよく似ていて、「超」がつくほどの倹約家で、小金持ちである。
入ってくる収入は少なくとも、使わないから貯まるのである。
それに反し、息子さん2号は稼ぎも多いが、使い方も荒い。
お嫁さんが後ろで手綱をしめてくれなかったら、おそらく1文も貯まらないだろう、と節子さんは言っていた。
まぁ、だけどお金は天下の回りものっていうし
何より、先日も健康診断で「栄養不良」の「要注意」判定を今年も受けた節子さんである。
たまには、と言わず「それなりに」お肉を食べてもバチはあたらないと思いますけど・・・。
息子さん1号も、ね。

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2 コメント

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くくく・・・ (さと)
2009-07-03 23:21:14
「ちょっと待ったー!」で、ウケました。
ほんと、ちょっと待ったーですね。

というか、節子さん、栄養は取らんといけませんよね・・・。


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ほんまに (CITROEN)
2009-07-04 20:33:35
言っちゃったのよ、わたし。
だってほっとんど同じ台詞だったものだから。

それにしても、毎年、毎年、健康診断で栄養不良と診断されながらも、それを改善しない節子さんて・・・
さらにびっくりするのは、滅多に風邪もひかなきゃ、ひいてもすぐ治っちゃうのよ。
お医者さんにかからずに。
現代人が弱いのは栄養の摂りすぎなのか?って反対に考え込んでしまうのよ~
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