時折、インディーズ系や、ちょい売れバンドのコンサートをやっている。
私の帰宅時間くらいに、そこらあたりを若い子がたむろしているので、
「ああ、今日は誰かのコンサートがあるんだな」
と気づく。
今日も、若い男の子や女の子がウロウロしていた。
へぇ、と思いつつ彼らを横目に見て自転車を走らせる。
2分ほど自転車を走らせた信号で、二人組の女の子が目に入る。
ここは信号待ちのながい横断歩道である。
私がそこに到達したときは、ちょうど信号が変わったばかりで人影もまばら。
なにげなく、その二人組の女の子に目をやる私。
年齢の頃で、10代か、よくいってても20代あたまくらい。
一人の子は、手にインターネットから取りだしたとおぼしき地図を広げている。
片方は、ケイタイを開けてはカチャカチャと打ちまくっている。
二人で、周りを見渡してはああだ、こうだ、と聞き慣れないイントネーションで話し合っている。
なんとなく、これはコンサート会場を探しているのだとピンと来た。
「教えてあげたほうがいいのかな。」
いや、今の若い子たちのことだから
「うぜー」とか言い捨てて、冷たい視線を投げられるのがオチかもしれない。
とか、頭の中でいろいろとぐるぐる回る。
信号の残り時間が、あと15秒という表示がでたところで、ケイタイを持った子が
「きっとこっちに違いない」
と、そのコンサート会場とは反対方向を指して動き始めようとした。
今日は、寒い。雪がちらついている。
二人とも短いスカートから、素足が鳥肌状態で見えている。
なんとなく、黙っていることに良心がとがめて、おずおずと
「ひょっとして、コンサート会場を探しているの?」
と聞いてみた。
すると、二人とも鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしながらも
「はい、そうです。」と素直に答える。
内心、相手にされずに済まなくて良かった!とホッとしながら道順を教えてあげた。
「ありがとうございます。」
と、ぴょこんと頭を下げて去っていく女の子達。
私もオバサンになったもんだわ、と一人可笑しくなってくる。
姑が、電車やバスで隣り合わせになった人に、平気で話かけるのを見ていて、すごい才能だなぁ、と感心していたが。
要は、オバサンになったってことなんだと納得する。
それにしても、若い子たち。
分からないなら、なぜ聞かないのか?
見知らぬ人に話かけたり、話しかけられたりしてはいけません、という親や学校の教えの賜か。
なんだか、大きな寒気団よりもっと寒いものが底に流れているような気がするのは、私の考え過ぎなのかしら。
私の帰宅時間くらいに、そこらあたりを若い子がたむろしているので、
「ああ、今日は誰かのコンサートがあるんだな」
と気づく。
今日も、若い男の子や女の子がウロウロしていた。
へぇ、と思いつつ彼らを横目に見て自転車を走らせる。
2分ほど自転車を走らせた信号で、二人組の女の子が目に入る。
ここは信号待ちのながい横断歩道である。
私がそこに到達したときは、ちょうど信号が変わったばかりで人影もまばら。
なにげなく、その二人組の女の子に目をやる私。
年齢の頃で、10代か、よくいってても20代あたまくらい。
一人の子は、手にインターネットから取りだしたとおぼしき地図を広げている。
片方は、ケイタイを開けてはカチャカチャと打ちまくっている。
二人で、周りを見渡してはああだ、こうだ、と聞き慣れないイントネーションで話し合っている。
なんとなく、これはコンサート会場を探しているのだとピンと来た。
「教えてあげたほうがいいのかな。」
いや、今の若い子たちのことだから
「うぜー」とか言い捨てて、冷たい視線を投げられるのがオチかもしれない。
とか、頭の中でいろいろとぐるぐる回る。
信号の残り時間が、あと15秒という表示がでたところで、ケイタイを持った子が
「きっとこっちに違いない」
と、そのコンサート会場とは反対方向を指して動き始めようとした。
今日は、寒い。雪がちらついている。
二人とも短いスカートから、素足が鳥肌状態で見えている。
なんとなく、黙っていることに良心がとがめて、おずおずと
「ひょっとして、コンサート会場を探しているの?」
と聞いてみた。
すると、二人とも鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしながらも
「はい、そうです。」と素直に答える。
内心、相手にされずに済まなくて良かった!とホッとしながら道順を教えてあげた。
「ありがとうございます。」
と、ぴょこんと頭を下げて去っていく女の子達。
私もオバサンになったもんだわ、と一人可笑しくなってくる。
姑が、電車やバスで隣り合わせになった人に、平気で話かけるのを見ていて、すごい才能だなぁ、と感心していたが。
要は、オバサンになったってことなんだと納得する。
それにしても、若い子たち。
分からないなら、なぜ聞かないのか?
見知らぬ人に話かけたり、話しかけられたりしてはいけません、という親や学校の教えの賜か。
なんだか、大きな寒気団よりもっと寒いものが底に流れているような気がするのは、私の考え過ぎなのかしら。
私も神経が太くなったものだ…と思いつつ、感謝されるとウレシイですよね。
ちなみに私、なぜかよく道を聞かれます。
はじめて訪れた場所でも、海外でも…偉そうに歩いているのでしょうか。方向音痴なのにね。
きっと元来のお節介体質?なのか…
わたしも困ってる人を見かけると、知っているのに
教えてあげないような気になって(考えすぎ)割りと
声をかけたりしますよ。(お気楽に声をかけている訳じゃなく、逡巡する場合もあります)
それは、今に始まった事じゃなくて…昔から。
そこで知らんぷりをしてしまう方が
自分的には心にひっかかってしまうので…
もしかしたら無視される?と危惧しつつも
CITROENさんが声をかけたのは、寒い中まだしばらく
放浪しそうなその子たちを気遣ったからでしょう?
思いやりの気持ちからの行動だと思いますよ。
あえて「おばさんになった」を採用するとして(笑)
それはきっと、相手を思いやれる余裕ある年齢になった…ってことじゃないかと、思います。
それと、人に聞かない…ってのは
ある程度は自分でなんとかする努力をしているのかもしれません。
(中には人と関わることが苦手…って人も多いと思いますが)
取りあえず、わたしは自分で出来ることは先にやります。調べたり探したり…人に聞くのは一番最後の手段だと思ってます。
都会だと、警戒されたりするんじゃないか、と思ったりしてしまいますが、そうでも無いのですね。
私は、ついついお節介虫がひょこっとでそうになるのですが、どうなのかなぁ?と悩むことも多くて、行動になかなか移せません。
マーブリさんが、よく道を尋ねられることがあるとすれば、きっと親切そうにみえるからじゃないかな?
見るからに意地悪そうな人には、誰も絶対に尋ねたりしませんよ。
おじさんとかだと若い子は
「やらしー。何か下心あるんじゃない?」とか疑われそうだし、若い男の子だとナンパ?とか警戒されそうだし、ってことでまず男性から声をかけることはしないでしょ。
で、2,30代の女性とかだと、自分がそういう親切心を持って接することにためらいがあると思うんだわ。
よって、おばさんが相手に警戒されることもなく、また自分から声をかけることを恥ずかしいとも思わなくなってくるのかなぁ、って考えたわけです。
ま、ようこ*さんみたいに親切な若い人もいるよね。
うちの子もそうなんだけど、なんか人に関わるのが面倒って感じをうけるのよ。
確かにいまや、人に頼らなくても自力でなんとかできるツールも増えてるけどね。
でも、私みたいにノーケータイ族は、やっぱり人をあてにしてしまいます