ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

真夜中の梅干

2012-06-20 | 砂時計
暗闇の中、冷蔵庫からもれる明かりがまぶしい。

5時間ほど前に食べたかつおのたたきが悪かったのか、真夜中に気分が悪くて目が覚めた。
これは、何年か前に牛肉のユッケにあたったときと同じパターンだわ・・
そう思いながら、口の中に広がる生唾をゆっくり飲み下す。
小学校に上がるまえ、幼稚園での体験から嘔吐トラウマになっている私は、どんなに気分が悪くても戻せない。

ここは、あのユッケのときと同じようにおばあちゃんの知恵で乗り切るしかないな。
そう決意して、開いた冷蔵庫の扉である。
目指すのは、梅干。
口に含みやすい小梅を5粒ほど頬ばり、ゆっくりと果肉を種からはずした。
あとは横になって、神様、仏様・・
思いつくあらゆるお経を頭の中で唱える。
それでも、なかなか吐き気はおさまらない。
そうだ、今度はお茶のカテキンも追加して胃洗浄をするしかない。
そう、決意しティファールでお湯を沸かす。
濃い目の緑茶を淹れ、お茶とともに小梅をさらに4,5粒種まで味わいつくす。
そのままゆったりと椅子に座っていると、あら不思議。
さっきまでの気分の悪さはどこへやら。
なんだかすっきりして、今からならお茶漬けさえ食べられそうな気分である。

恐るべし、梅干。
食あたりには梅干。
一家にひと壷梅干。
私も家で漬けてみようかな・・
いやいや、薬にするためのものだから、確実なものでなければ。
南光梅、また買い足して置こう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿