仰げば尊し

息子の卒業式。
涙もろい私なので、ウォータープルーフタイプのマスカラ、アイラインで式に臨む。
が。
おきまりの「蛍の光」、「仰げば尊し」の斉唱がなかったので、さばさばとしたもので終わってしまった。
幼稚園、小学校の卒業式では鼻ぐずぐず状態での退場だったのに。。。

お式、といえばコサージュがお約束。
しかし、実をいうと私はコサージュなるものがどうも苦手だった。
スーツや、式服自体がなんか身体や顔になじんでいないのに、その上コサージュまでつけて、これでもか！状態の七五三形式がとても気恥ずかしく思えた。
おそらく、大方のコサージュが生花で作られたものではなくて、造花がほとんどだったからなのかもしれない。
しかし、今年、忙しい時間の合間をぬって、友人が生花のコサージュを作って届けてくれた。
パールのネックレスだけでは、黒一色のベルベットが寂しいかな、と思っていた矢先のことで本当に嬉しかった。おまけに、派手過ぎない色合いはシックで、それでいて存在感もあり、コサージュだけが目立つでもなく、全体のバランスも引き締まって、とても気に入った。
今日、つけて見て気付いたのは、コサージュの役割。
私くらいの年齢になると、顔もくすみがちで、首のシワも目立ちはじめる。
そういうマイナスポイントから視線を逸らす意味でも、コサージュの存在は大きいということがわかった。
入学式には、コサージュはつけないとは思うけれど、今度何かのフォーマルなお祝い事にはまたつけてみたいと思う。
えっちゃん、よろしくね！