ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

男ってやつは

2013-04-08 | 砂時計
節子さんの後任者のことに絡んで、あきれるなぁ、と思っていた矢先
アメリカの大統領のセクハラ発言やら、ウルグアイ大統領の失礼な発言やら要職にある男性の問題発言が物議をかもしている。

私が思わず
「じぇ!」
といいそうになった節子さんの後任。
まだ若いアラフォーのすごい美人さん。
面接にやってきたドアを開けるなり、このおんぼろオフィスにバラの花が咲いたようになった。
その人が最後の面接で、それまでの応募者に疲れていた二人の面接官が急に色めきたつのがわかった。
事前協議では、この最後の応募者は条件に当てはまらないので、外そう。
そうなっていた。
ところが。
見目麗しい彼女を見た瞬間、どうやらビビビ、と来てしまったらしい。
急に声色が変わり、丁寧な説明に打って変わっている。
横で聞いていた、私と節子さんは
「えらい変わり様よね~」と顔を見合わせた。

事前協議で、本社の上層部から提示された条件というのは
「第一にすぐに仕事に入れるひと。
 第二に103万の扶養枠でしか働けないひとはだめ。
 今後全社的に、フルタイムで働けるひとしかとらない。」
というものだった。
私たち三人を前に高らかに宣言したのが、面接の5日前のこと。

それが、あっさりと覆され、103万枠でしか働けず、1ヶ月先からしか仕事に入れないひとに決定したのである。
理由は
「感じがよかったから」
('jj')/(じぇじぇ!!)

家に帰ってその顛末を夫に話すと
「そら、そうや。あたりまえのことや」とにべもなく。
どうせだったら、綺麗なほうがええに決まってるやん。とあっさりと。

そ、そう?
節子さんの65歳定年は、例外を認められない、ときっぱり言われ、
今回の美人さんの採用は例外OKなの?

上司にそれを言うと、相好を崩し
「そやろ?男ってそんなもんやねん。
まぁ、ほかの候補者は帯に短したすきに長し、やったしな~」
だって。

美人に弱いのは世の常。
ハニートラップにかかるのはいつも男だし。
美女と野獣って言葉はあれど、醜女と美男って言葉はないし。

あんまり言うと、美の要素のない私のひがみに聞こえるのでやめておこう・・

それにしても男ってやつは。

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2 コメント

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Unknown (utouto)
2013-04-14 21:58:20
船の中で聞いた話だ!

節子さんのその後が気になる・・・

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その後・・ (CITROEN)
2013-04-15 21:08:43
utoutoちゃん、こんばんは!
節子さんのその後。
美人さんがご主人の転勤で、採用を辞退し、次候補のひとが今日から来たよ。
節子さんは、すっぱりあきらめて後進の指導にあたってる。
そんな節子さんを見透かしたかのように、お隣に住むお姑さんが調子悪くなって、節子さんは会社から解放されても、次の仕事が待ってる、ってわけよ。
ほんとに、苦労と縁の切れないひとなんだよね・・・
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