不意打ち

強烈な陽射しが降り注いだ今日。
昨日までの天気予報は、そんな予測をしてはいなかった。

出勤時、悩む。
「これは、完全に真夏の陽射しじゃないか・・・」
週間天気予報は、まだまだ梅雨のぐずついた天気予報だったので、心の準備ができていない。
先日の健康診断でも、体脂肪率が去年より上がっていた。
食べる量も質も、この１０年、ほとんど変わっていないのに、体脂肪率があがるというのは、要するに代謝が悪くなっているという証拠である。
代謝が悪くなるのは、体内に限ったことではなく、皮膚の代謝も悪くなっている。
日焼けしたら、必ず大きな爪痕を残していくのだ。
手の甲にも、気づいたらポツポツシミが出来ている。
まずい・・・

かといって、燃料高騰の折、自転車通勤をやめるわけにもいかず。
毎年、夏が来るたびに悩み、先延ばしにして解決していない問題があるのだ。
「日よけ」である。
自転車で走っていると、時折、全身黒ずくめのひとを見かける。
本気で焼きたくない、シミを作りたくない、というのならそこまですべきなんだろうけど。
やっぱり、そこまでする勇気とガッツがない。
帽子は、いろいろなタイプをかぶってみるが、どれもこれも風に立ち向かえるような根性のある帽子はない。
日傘は、ただでさえ自転車の規制が厳しくなっているので無理。
大阪のおばちゃんたちに大人気らしい、傘スタンドの購入も考えたが、端から見るとなんだかユーモラスだし、なによりほとんど日よけになっていない気がするのだ。
そんなある日、生協の雑貨カタログで見つけた。
柄が肩に巻き付く傘、である。
本来、ベビーカーを押して歩くママさん向けに開発された商品らしいのだが、これはいいんじゃないか？
と、期待値マックスで問い合わせた。

が、やはり。
「自転車でのご使用は、おやめください。と注意書きのトップに書かれていますね」
なのだそうだ。
がく・・・・

結局、妖怪ぬりかべのように真っ白に塗りたくって、おばコップバイザーをしっかりとかぶり、黒いロング手袋で防御して、一目散に走るしかないのかなぁ。

そんなこんなで、今日も無防備に走ってしまった。
真夏はすぐそこ。
決定打を早く見つけて、万全の体制で臨まなければ。
・・の予定。