ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

頼りにならない電話帳

2007-05-15 | 砂時計
パソコン、携帯電話の普及によって、電話帳が開かれることはずいぶん減ったと思う。
しかしながら、我が社においては50代のふたり(上司と節子さん)が今も電話番号を調べる、となればまず電話帳を開く。
私は
電話帳のある棚まで行く
    ↓
電話帳を開く
    ↓
名前を調べる
という課程が面倒なので、すぐにネットで調べようとしてしまう。

そんな中、節子さんがあることに気づいた。
それはたまたま節子さんが他の何かを探していて見つけたことなのだけれど。

メリーウィドウとなって3年あまり、節子さんは相変わらずご主人の名前で電話帳に載せている。
今まで、節子さんの家の電話番号は同じ名字のなかでは、一番最初に載っていたそうだ。
それが、今回電話帳を繰っても最初に出ていない。
不審に思った節子さんが、ずーっと同じ名字を見ていくと、その名前が記されていたのは思いもよらぬ位置だった。
つまり、節子さんのご主人はXX(名字)明X(名前)で、この「明」は「アケ」と読む。
従って、同じ名字の中では先頭に来るはずなのだが、実際にあったのはずーっと後ろの「ま」行の名前の中に紛れていた。
明を「メイ」と読んで入力されたものと思われる。
それを並べ替えにかけると、当然のことながら先頭には来ない。

いくら、ほとんど使われることのなくなった電話帳であるとはいえ、誰かが電話番号を調べようというときにはそのひとの名前を頭で読みながら探すはずだ。
そうした場合、本来ある順位のところになければ意味がないのではないのか。
NTTが、電話帳の更新にかける費用は毎年膨大な金額になっているはず。
それなら、もっと使う立場に立った使いよい物を作るべきなんじゃないだろうか。
一度も開かれることなく捨てられる電話帳もけっこう多いのだろうけれど。


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