日中の気温が15度くらいの日が続いている。
さすがに綿のパンツは寒くて、ツイード、ウールのパンツを茶箱の衣装缶から出してきた。
一緒に出てきたのは、学生時代に編んだ編みこみセーター。
今年も、やっぱり捨てられないでいる。
貧乏学生だった。
親からは学費と、教科書代をもらうだけで自分の遊興費、洋服代は自分で捻出していた。
都会の大学では、サークル同士のコンパや、大学生の海外旅行が流行っていた。
サ . . . 本文を読む
「この子は、舅姑の世話、夫の世話に明け暮れてきた私の背中をみて育った子ですので、
どこに出しても恥ずかしくない娘なんですよ。」
と言ったのは、節子さんのお嫁さん2号のお母さんである。
息子さんの引越しの手伝いに行って、そういう風にむこうのお母さんから言い渡されたのだそうだ。
その目の前で、息子さんが“自分で洗濯した”洗濯物を、お嫁さん2号がくっちゃくちゃのままハンガーに干していたそうだ。
「洗濯物 . . . 本文を読む
昨日ぐらいからようやく、冬らしい気温となってきた。
ボジョレー・ヌーボーの解禁は今週。
それが終わると、街は一気にクリスマスムード一色に染まるだろう。
子供のころから、師走に向かう街の喧騒がなんとなく好きだった。
ハイカラ好きな母の影響か、別にクリスチャンでもないのにクリスマスを楽しんでいた。
生クリームなど、どこにも売っていないような辺鄙なところに住んでいたときも、バタークリームでクリスマス・ケ . . . 本文を読む
今朝は、ちょっと冷え込んだ。
例年なら、とっくにイヤーマフとまでもいかなくとも耳栓で防寒対策をとる私である。
年々暖冬になっていっており、今年は今日までコートを着ないで通勤していた。
さすがに、セーターは風を通して素肌につきささるのでコートを出してきた。
このコート、何年か前にこかばんやのさとさんにいただいたものである。
ボタン付けだけをしてもらえれば、縫ってもいいよ、と気軽に送ってくださったのだ . . . 本文を読む