時のしずく

COCCOのフォトダイアリー

「ACOUSTIC GUITAR SUMMIT 2013  」最高だったよ!

2013年10月08日 01時12分04秒 | 音楽
ずっと楽しみに待っていた「ACOUSTIC GUITAR SUMMIT 2013 (2日目)」が昨日あって、行って来ました。
出演者は次のとおり。それぞれが約30分演奏しました。
<演奏順>
 ●小沼ようすけ(ジャズギター)
 ●伊藤ゴロー(ガットギターソロ)
 ●小松原俊(フィンガーピッカー)
 ●大萩康司(クラシックギター)

いつもチェックしている大萩さんが出るし、聴きたかった小沼ようすけさんのジャズギターもあるし、大好きなフィンガーピッキング奏法の今まで聴いたことのない小松原さんの演奏が聴けるのも魅力でした。

実際、期待していた以上!
どの奏者にも背中がゾクゾクする瞬間があって、感動の波が何回も押し寄せました。こんなことあるんですね。びっくり。

みんな「僕のテクニック見て!聴いて!」て言う姿勢でプログラム組んでるようで、それぞれの特徴が際立ってました。小沼さんは「いつもどおりのスタイルを崩さない。」と言ってたけど、「僕のテクニック見て!聴いて!」っていう感じは誰より一番でしたよ。


●小沼さんは洒脱でかっこ良かった。指を見てて楽しかったのは小沼さんが一番でした。
<ギター弾かない私は感覚でしか感想が書けません。ごめんなさいm(_ _)m >

●伊藤さんは奏でる音そのものが素敵だった。透明感がありながら、艶のある音質。普段目をつぶって聴くことのない私が目をつぶりました。(下の動画ではそれが分かりません。残念です。) 

●小松原さんは爆音の低音がすごい「ボイジャー」っていう曲が迫力あった。フィンガーピッキング奏法はこんなこともできるのねって思った。宇宙空間が感じられて、惑星が見えるようでした。それから「くじら」っていう曲も繊細なメロディが心に沁みました。(下に「くじら」の動画あります。)2曲とも大好きなフィンガーピッカーのダニエルさんにカバーしてもらいたくなりました。
 
●大萩さんの「澄み切った空」。この難曲を世界で最初にレコーディングしたっていうのは有名で、ずっと生で聴きたいと思っていたのですが、初めて生で聴けて大感動。演奏後に会場からも唯一「ブラボー」の声が掛かかりました。今回のMVPの演奏だったと思います。私はその迫力にずっと歯を食いしばって聴きました。この一曲を聴けただけでも超嬉しかった!
大萩さんのプログラムだけわかったので載せます。

 *舞踏礼讃(ELOGIO DE LA DANZA)
     :レオ・ブローウェル(Leo Brouwer)
 *涙のパヴァーヌ(LACHRIMAE)
     :ジョン・ダウランド(John Dowland)
 *さくら」による主題と変奏(Theme and Variations by “SAKURA”)
      :横尾幸弘(Yukihiro Yokoh)
 *澄み切った空(CIERO ABIERTO)
     :キケ・シネーシ~ヴィクトル・ヴィジャダンゴス編
      (Quique Sinesi ~ Victor Villadangos)
 *「ブエノスアイレスの四季」より「秋」(”Otoño Porteño” from “Las cuatro estaciones porteñas”)
     :アストル・ピアソラ(Astor Piazzolla)
      セルジオ・アサド編(Arr: Sergio Assad)

目黒パーシモンホール(小ホール)は落ち着いた空間で、ギターを聞くには大きすぎず、とってもよかった。奏者の誰かも繊細な音が表現できるホールだと言ってました。それに今回のサミットの企画者でもある伊藤ゴローさんがこだわったムジークのスピーカーもすごい爆音が出るにもかかわらず、まろやかで良かったような気がしました。(私の耳はあんまり良くないので、えらそうに言えないのですが、そう感じました。)

「ACOUSTIC GUITAR SUMMIT」、初めての開催だったそうで、エフェクターとスピーカーのバランスの調整(?)がうまくいかなくって、演奏を途中でやり直したり、カポがおかしかったらしくって「一弦の音が変でした。」と演奏後に謝ったりするハプニングも少しはあったけど、そんなことは気にならないくらい楽しかった。
また、来年も同じ環境で絶対聴きたい!!!

ちなみに、このサミットは、コンサートだけじゃなくって、ギターレッスンやワークショップ、販売まであって、ギター弾きにはうれしかったのではないでしょうか?