時のしずく

COCCOのフォトダイアリー

「聖」なれど「華」 -東京国立博物館の気になる仏像-

2014年07月25日 03時43分53秒 | 建築・インテリア

東京国立博物館で開催されている『台北 國立故宮博物院 神品至宝』展に行ってきました。大好きな汝窯の焼き物がお目当てだったのですが、その特別展を見た後、本館や東洋館の常設展も3か月ぶりに見てきました。

『台北 國立故宮博物院 神品至宝』展は後でいろいろ書きたいと思っているのですが、常設展も本館の展示がだいぶ変わっていて、仏像のニューフェイスに素敵なのがあって感激。

立ち姿がすごく優雅というか、色っぽいというか・・・。薬師寺の月光菩薩・日光菩薩も腰を少しひねって柔らかい感じですが、この観音様は明らかに現代の「モデル立ち」!

お顔は少しふっくらとして、慈愛に満ちた表情なんですが・・・装飾の多い衣装をつけていることもあって、とても華やかな印象です。

他にも、とても怖いのに煌びやかな愛染明王(このブログで2度目の登場)やイケメンのガンダーラ仏や超可愛らしい観音様など、仏像というイメージから離れた仏像に今回は釘づけ。

深い精神性があるのに、こんなにさまざまな表情を見せてくれる仏像・・・若いころはギリシャ彫刻などが好きでしたが、ダビデ像もこんな仏像の前では色あせてしまいます。


★これが常設展のニューフェイス  (以下、今回はデータなしです。 )


★愛染明王







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