時のしずく

COCCOのフォトダイアリー

今日の一花 ツユクサ

2013年08月18日 10時27分18秒 | 植物
幼い頃、「夏がきた。」と一番感じた野の花はツユクサでした。
水色の花びらと黄い雄しべは、まだ涼しいうちの夏の朝にとても似合います。
どこか儚げな姿に子ども心にも日本の情緒を感じました。
大人になってからは、酒井抱一の屏風図のツユクサに見とれて。
でもツユクサは俳句では秋の季語なんですね。

【データ】
ツユクサ(露草、Commelina communis)は、ツユクサ科ツユクサ属の一年生植物。
日本全土、アジア全域、アメリカ東北部など世界中に広く分布する。畑の隅や道端で見かけることが多い。
朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させることから「露草」と名付けられたという説がある。英名のDayflowerも「その日のうちにしぼむ花」という意味を持つ。また「鴨跖草(つゆくさ、おうせきそう)」の字があてられることもある。

ツユクサは古くはつきくさと呼ばれており、この「つきくさ」が転じてツユクサになったという説もある。「つきくさ」は月草とも着草とも表され、元々は花弁の青い色が「着」きやすいことから「着き草」と呼ばれていたものと言われているが、万葉集などの和歌集では「月草」の表記が多い。




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