東京の武蔵野にある野川公園で続々と秋の山野草の花々が咲き出しました。今年は夏が短く、咲き出したのも早かったような気がします。
公園内の自然観察園に入るとシュウカイドウの群生が迎えてくれました。
たくさんの人が待っているヒガンバナの群生は来週くらいに見ごろになるようでした。
この日、一番楽しみにしていたのはカリガネソウですが、・・・たくさん咲いてました!蕾も多かったですが、花弁が綺麗な時に見られました。去年からこの蝶に似たカリガネソウの花に魅せられています。(カリガネソウの花期は8月から9月です。)
ススキの根元に寄生しているナンバンギセルにも出会えました。もう少し遅かったら、花が終わっているところでした。この花と出逢うのも秋の楽しみです。
(ナンバンギセルに形が似ている「アキノギンリョウソウ」が関東で咲き出したと野の花の友人から情報がありました。調べたら、高尾山で見られるらしい。・・・今まで高尾山を侮っていた気がします。近いのだから、もっとまめに高尾山に行くことにしましょう。)
撮影は9月12日です。
◆ナンバンギセル
このススキに寄生しています。
園外にも咲いていました。
◆シュカイドウ
雨で少し痛んでいました。
◆ヒガンバナ
ヒガンバナはまだ2割程度しか咲いていませんでした。
クロアゲハが吸蜜していました。
◆シロバナのヒガンバナの群落もありますが、これは5割咲いていました。シロバナはヒガンバナとショウキズイセンが自然交配してできた花です。
◆久しぶりの晴れ間でした。
◆カリガネソウ
◆チョウ 名前が・・・わからない(泣) 黄色い長い舌を出して何かを舐めていました。
9/17追記 タテハチョウ科のアカボシゴマダラでした。もともとは奄美諸島だけで見られた蝶でしたが、近年、中国から持ち込まれたと思われる別亜種が、関東で繁殖し、分布を広げているそうです。綺麗な蝶ですが、在来種以外は外来生物法で要注意外来生物に指定されています。ガッカリ。
◆秋の七草のひとつ ハギ
◆ジュズダマ 昔、この実を詰めたお手玉をおばあちゃんに作ってもらいました。
◆センニンソウ
◆キンミズヒキ
赤いミズヒキとキンミズヒキ。
◆ヒオウギ
◆キツリフネ
◆ヤブミョウガ
◆キバナアキギリ
◆ヤマホトトギス
◆キノコ2種 名前が分かりませんm(__)m
豪雨による鬼怒川の堤防決壊で、茨城は甚大な被害を受けました。友人の実家も被害があったようで、心が痛みます。謹んでお見舞い申し上げます。
自然は人間に牙をむく時もありますが、こんな時はよけい自然の素晴らしさを感じたくなります。
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