日本行動分析学会の機関誌「行動分析学研究」に論文が採択されました。
「河村優詞 (in press). 特別支援学級に在籍する重度知的障害を伴う自閉症児に対するジャンケン指導 ―プロンプトとLag強化スケジュールによる行動変動性向上と「ジャンケンエコラリア」の抑制― 行動分析学研究」
来年二月に刊行されます。
小学校内の学級である特別支援学級において、ジャンケンは様々な社会的交流に対して前駆的に機能する重要な行動です。
ある程度訓練を積んだ重度知的障害を伴う自閉症児について、ジャンケン形成で問題となることが多いのは
①同じ手のみを出す
②相手の手を模倣して手を変える「ジャンケンエコラリア」
これらに対し、マニュアルプロンプトとLagスケジュールによる分化強化で対応し、ジャンケンを形成しました。
相変わらず超ニッチな論文ですが、いろいろと後続するので興味があればお読みくださいませ!