6月7日・・・メジュロ環礁の機動部隊を主兵力とする米艦部隊は、輸送船団を加えて、さらにその勢力をましつつあり、これこそ数日中に決行される大作戦の集結である。
と確認された。
当時の米軍の進行状況から見ると地上軍はニューギニア、ビアク島を攻略、一方、海軍はパラオ諸島を空襲、艦砲射撃ののち上陸戦により攻略し、さらにフィリピン進攻の公算きわめて大なりと考えられていた。
大本営からは中部太平洋艦隊(司令長官南雲忠一中将)に対し、最高機密の軍機作戦である「あ号作戦」の発動用意が指令された。
そして、同時に中部太平洋艦隊の指揮下にある61航空戦隊は、「戦闘準備に万全を尽くして待機すべし」との命令をうけ、その旨を上田司令より指示されたのであった。
「あ号作戦」とは、勢いに乗じて進撃。
攻略を続ける米機動隊、水上部隊をパラオ諸島、フィリピン南西部およびビアク島の三地点内で補足し、第一航空艦隊の麾下の61航空マリアナ諸島の戦隊は、基地航空隊の全勢力である約350機をもって本作戦に参加し、同時にフィリピン中・南部にて待機中の空母9(艦上機439機)、戦艦7を主とする第一機動艦隊(73隻)と共に航空、および艦隊による洋上大決戦を行おうという作戦であった。
徳川おてんば姫(東京キララ社)
と確認された。
当時の米軍の進行状況から見ると地上軍はニューギニア、ビアク島を攻略、一方、海軍はパラオ諸島を空襲、艦砲射撃ののち上陸戦により攻略し、さらにフィリピン進攻の公算きわめて大なりと考えられていた。
大本営からは中部太平洋艦隊(司令長官南雲忠一中将)に対し、最高機密の軍機作戦である「あ号作戦」の発動用意が指令された。
そして、同時に中部太平洋艦隊の指揮下にある61航空戦隊は、「戦闘準備に万全を尽くして待機すべし」との命令をうけ、その旨を上田司令より指示されたのであった。
「あ号作戦」とは、勢いに乗じて進撃。
攻略を続ける米機動隊、水上部隊をパラオ諸島、フィリピン南西部およびビアク島の三地点内で補足し、第一航空艦隊の麾下の61航空マリアナ諸島の戦隊は、基地航空隊の全勢力である約350機をもって本作戦に参加し、同時にフィリピン中・南部にて待機中の空母9(艦上機439機)、戦艦7を主とする第一機動艦隊(73隻)と共に航空、および艦隊による洋上大決戦を行おうという作戦であった。
徳川おてんば姫(東京キララ社)