tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

出勤は手ぶらで

2013-05-09 16:47:07 | 雑感
NHKEテレの番組で、佐藤可士和と小山薫堂が対談をしていた。
佐藤可士和は「外出時はカバンを持ち歩かない」と言っていた。
ポケットに入る財布とスマホとカギしか持たない、と。

そうだよな、と思う。
「有名デザイナーと一緒だ」と言って喜んでいる風なのもアホっぽいが、
自分も最近、「手ぶら出勤」スタイルが気に入っている。
馬鹿でかいカバンを持ち歩いているサラリーマンを電車の中などでたまに見かけるが、
出張でもなく、「分厚い営業カタログを持ち歩いている」のでもなければ、
その中に何を入れているのだろうと、不思議に思う。

自分の場合、電車で「読むもの」がないと困るので、
「財布とケイタイとカギだけ」というわけにはいかず、新聞か文庫本も持ち歩いているが、
新聞は読み終われば捨てられるし、文庫本は上着のポケットに入る。
だから、基本精神としては「手ぶら」だ。

ただ、上着のポケットが重たく膨らむのは着心地が悪いし生地にも良くないので、
財布の中身は極力絞り込むことになる。

小銭は基本的に忌避する。買い物では使えるところではすべてカードを使う。
それでも小銭が溜まってしまったら、
家に置いてきてしまうか(小銭を使うのが明白な買い物時まで持ち歩かない)、
郵便局のATMに預けてしまう。
財布の小銭を機械の中にジャラジャラと「捨てる」のは、結構快感だったりする。

今財布の中に入っているのは、現金以外だとこれら。
・会社のセキュリティICカード
・クレジットカード2種
・パスモ
・クオカード
・テレフォンカード
・図書館の利用者カード
・名刺3枚

クレジットカード、パスモ、クオカードは、「小銭撲滅」のために必要だ。
テレフォンカードは、10数年前にもらったものの度数がまだ残っている。
ケイタイを持っていれば必要ないのだが、非常時など、
「携帯電話より固定電話」という局面もあるかも知れないと思って入れている。
名刺は「いざ必要になった時のため」でもあるし、財布を落とした時の「持ち主連絡先」も兼ねる。
図書館には週2,3日のペースで行くので、そのカードも常時入れてある。

ポイントカードの類は一切入れていない。
家電店などのポイントカードは、そこに買い物に行く時だけ持っていく。
ドラッグストアやスーパー、飲食店など、そう高頻度では行かない店では、いちいち作らない。

保険証や免許証も入れない。なくすのが怖い。

財布はもう10数年使っている。
かなりくたびれているが、貴重品の入れ物としては「触感の慣れ」が大事だと思う。
手探りで指先が触れるだけですぐにそれとわかるような。
機能を果たせなくなるまでは使い続けるつもりだ。基本的に人目に晒すものでもないし。

…さて、手ぶらで身軽にはなった。
問題はそこからだ。佐藤可士和も「手ぶらだと自由になれる」と言っていた。
自由になって、何が生み出せるか、だ。
スタイルは手段に過ぎない。手段に拘泥することが本質ではない。
ただ、身軽でいられることは、それだけで嬉しいことでもある。それもまた事実。

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