「辞書を食べる」とは…
気が向いたときに、気が向いた分だけ、辞書を頭から順に読み進める。
通常は目的の語の説明だけしか齧らないところを、
端から端まですべて余すところなく噛み砕き、飲み込むため、「食べる」と名づけた。
心に引っかかった語はその都度書き留める。
語彙や知識を増やすことはもちろん、
今までは気に留めていなかった語に、自分の人生に関わる新しい意味を見出すことを目的とする。
使用辞書:旺文社国語辞典(1986年改訂版) P9「あ【亜】」からP1318「んず」まで、全1310ページ。
あこぎ【阿漕】
貪欲で無慈悲なさま。ずうずうしいさま。もと、「阿漕の浦(三重県津市の海浜)」の略。「逢ふことを阿漕の島に引く網のたび重ならば人も知りなむ」<古今六帖>の歌により、たび重なり、しつこいことをいう。
「阿漕の浦」はどんな眺めなんだろうか。
地図を見ると、津市の郊外で、道路が碁盤目状に細かく区画されていることから、
住宅街に面しているようにも見える。JRに「阿漕駅」もある。
こんな散々な意味を付与されてしまいながらも、地名はしっかり生き続けているようだ。
あさぎ【浅葱】
緑がかったうすいあい色。水色。そら色。
「浅黄色」すなわち「うすい黄色」とは違うのか。
「浅い葱の色」なら緑色に近そうだが、それとも違う。
ちなみに同じ漢字で「あさつき」と読めば、山地に自生するユリ科の多年草。
あさじがやど【浅茅が宿】
庭にちがや(=イネ科の多年草)がはえ、荒れはてた住居。
荒れてはいるんだろうけど、なんか風流だな。
「浅茅生(あさじう)」は「ちがやがはえているところ」。この呼び名もなんか風流。
あしずり【足摺り】
怒りや悲しみのため、じだんだを踏むこと。
あの「足摺岬」も、こんな切ない意味を含んでいるのだろうか。
あすなろ【翌檜・羅漢柏】
ヒノキ科の常緑高木で日本特産種。葉はひのきに似て大きい。山地に自生。観賞用庭樹にもなる。材は建築用。[語源]「あすはひのきになろう」の意から。
別に、明日は別の種にならなくたって、「自分は自分」でいいじゃないか。
じゃあいったい、「今日」は何なんだ?
気が向いたときに、気が向いた分だけ、辞書を頭から順に読み進める。
通常は目的の語の説明だけしか齧らないところを、
端から端まですべて余すところなく噛み砕き、飲み込むため、「食べる」と名づけた。
心に引っかかった語はその都度書き留める。
語彙や知識を増やすことはもちろん、
今までは気に留めていなかった語に、自分の人生に関わる新しい意味を見出すことを目的とする。
使用辞書:旺文社国語辞典(1986年改訂版) P9「あ【亜】」からP1318「んず」まで、全1310ページ。
あこぎ【阿漕】
貪欲で無慈悲なさま。ずうずうしいさま。もと、「阿漕の浦(三重県津市の海浜)」の略。「逢ふことを阿漕の島に引く網のたび重ならば人も知りなむ」<古今六帖>の歌により、たび重なり、しつこいことをいう。
「阿漕の浦」はどんな眺めなんだろうか。
地図を見ると、津市の郊外で、道路が碁盤目状に細かく区画されていることから、
住宅街に面しているようにも見える。JRに「阿漕駅」もある。
こんな散々な意味を付与されてしまいながらも、地名はしっかり生き続けているようだ。
あさぎ【浅葱】
緑がかったうすいあい色。水色。そら色。
「浅黄色」すなわち「うすい黄色」とは違うのか。
「浅い葱の色」なら緑色に近そうだが、それとも違う。
ちなみに同じ漢字で「あさつき」と読めば、山地に自生するユリ科の多年草。
あさじがやど【浅茅が宿】
庭にちがや(=イネ科の多年草)がはえ、荒れはてた住居。
荒れてはいるんだろうけど、なんか風流だな。
「浅茅生(あさじう)」は「ちがやがはえているところ」。この呼び名もなんか風流。
あしずり【足摺り】
怒りや悲しみのため、じだんだを踏むこと。
あの「足摺岬」も、こんな切ない意味を含んでいるのだろうか。
あすなろ【翌檜・羅漢柏】
ヒノキ科の常緑高木で日本特産種。葉はひのきに似て大きい。山地に自生。観賞用庭樹にもなる。材は建築用。[語源]「あすはひのきになろう」の意から。
別に、明日は別の種にならなくたって、「自分は自分」でいいじゃないか。
じゃあいったい、「今日」は何なんだ?