夕食は7時に会社の社員食堂で食べた。
確かにいつもより少し早い時間の夕食ではあった。
それから外出して一仕事した。
軽い、ごく軽い憂鬱の種になるような仕事ではあったが、
終えたからと言って達成感で満たされるほどの大仕事でもない。
(だが、今思えば、この軽い開放感が食欲を呼んだのかとも思う)
大手町から銀座まで歩き、
(この区間は歩こうと思えば地下だけでも行ける。
だが地上に出て、少し肌寒い風に吹かれながら歩いた)
地下鉄に乗って帰った。
(今思えば、この歩きが食欲を呼んだのかとも思う)
風呂あがりの11時過ぎ、無性に腹が減ってきた。
バナナとみかんを1つずつ。
物足りないので、「柿ピー」を牛乳と一緒に。
――こんな時間におやつを口にする?
この柿ピーはすでに賞味期限が切れていて「早く始末しなきゃ」と思っているため、
そんな罪悪感も紛らわされる。
牛乳がコップ半分の量しか残っていなかったので、
電子レンジで湯を沸かしてコーンスープを飲む。
うーん、食べ始め出すと勢いがついてしまうのか。
棚からトースターを出し、冷凍庫にしまいっぱなしになっていた食パンを焼く。
しばらくして解凍されたころにチーズを載せる。
焼いている間に、ピースのクリームチーズを2つ食べ、
ミニトマトが5、6個残っていたのを洗って食べる。
さらに、半分残っていた絹ごし豆腐におかかを載せ、醤油をかけて食べる。
冷蔵庫一掃セールの様相を呈してきた。
だがさすがに、半分ずつ残っていた白菜や豆苗までは手が出せない。
すぐさま食べられる方法が思い浮かばなかった。
チーズトーストに合わせてコーンスープをもう1杯。
ところが、それでも「打ち止め」にならない。
えーい、ままよ、ついにはポテトチップス(のり塩)にまで手を出してしまう。
歯にくっついたポテトチップスを舌先で拭いながら、録画していた映画を見る。
腹が満たされたためか、映画の終盤、クライマックスで10分ほど寝入ってしまう。
それに気づいて巻き戻していると、エンディングのシーンがちらちら見えてしまい、
「オチ」が中途半端にわかってしまう。あーあ。
しかしまあ、不健全な食事、不完全な映画鑑賞の、なんと気楽なことよ。
確かにいつもより少し早い時間の夕食ではあった。
それから外出して一仕事した。
軽い、ごく軽い憂鬱の種になるような仕事ではあったが、
終えたからと言って達成感で満たされるほどの大仕事でもない。
(だが、今思えば、この軽い開放感が食欲を呼んだのかとも思う)
大手町から銀座まで歩き、
(この区間は歩こうと思えば地下だけでも行ける。
だが地上に出て、少し肌寒い風に吹かれながら歩いた)
地下鉄に乗って帰った。
(今思えば、この歩きが食欲を呼んだのかとも思う)
風呂あがりの11時過ぎ、無性に腹が減ってきた。
バナナとみかんを1つずつ。
物足りないので、「柿ピー」を牛乳と一緒に。
――こんな時間におやつを口にする?
この柿ピーはすでに賞味期限が切れていて「早く始末しなきゃ」と思っているため、
そんな罪悪感も紛らわされる。
牛乳がコップ半分の量しか残っていなかったので、
電子レンジで湯を沸かしてコーンスープを飲む。
うーん、食べ始め出すと勢いがついてしまうのか。
棚からトースターを出し、冷凍庫にしまいっぱなしになっていた食パンを焼く。
しばらくして解凍されたころにチーズを載せる。
焼いている間に、ピースのクリームチーズを2つ食べ、
ミニトマトが5、6個残っていたのを洗って食べる。
さらに、半分残っていた絹ごし豆腐におかかを載せ、醤油をかけて食べる。
冷蔵庫一掃セールの様相を呈してきた。
だがさすがに、半分ずつ残っていた白菜や豆苗までは手が出せない。
すぐさま食べられる方法が思い浮かばなかった。
チーズトーストに合わせてコーンスープをもう1杯。
ところが、それでも「打ち止め」にならない。
えーい、ままよ、ついにはポテトチップス(のり塩)にまで手を出してしまう。
歯にくっついたポテトチップスを舌先で拭いながら、録画していた映画を見る。
腹が満たされたためか、映画の終盤、クライマックスで10分ほど寝入ってしまう。
それに気づいて巻き戻していると、エンディングのシーンがちらちら見えてしまい、
「オチ」が中途半端にわかってしまう。あーあ。
しかしまあ、不健全な食事、不完全な映画鑑賞の、なんと気楽なことよ。