7:20 起床。町に朝日が昇る。今朝は朗唱は聞こえなかった。
9:35 朝食と食休みにゆっくり時間をかけ、ホテルを出る。…さて、今日はどこへ行こう?実は、昨日あまりにも精力的に動き回ったため、ガイドを見て行きたいと思っていたところにはあらかた行ってしまった。今日はガイドにない発見をしたいものだが…。モノレールの駅に向かう。ちっこくて、本当に遊園地の乗り物みたいだ。
10:12 昨日と同じく、モノレールで終点のKLセントラルまで行き、駅から徒歩数分。“リトル・インディア”ブリックフィールズ。装飾過多・色彩過多な感じの街並みが、いかにもそれっぽい。店先からはインド歌謡(日本だとインドカレー店のテレビのMTVから流れているような曲)が流れ、歩道にはプラスチックのイスやテーブルが出て、人々が寛いでいる。日曜の朝だもんな。
町のロータリーにある象の噴水。今日は朝から陽射しが強い。日陰を選んで歩く。屋台では大きなフライパンでドーナツか何かを揚げており、油の匂いを漂わせている。朝からがっつり揚げ物を食べるんだなあと思う。
花飾りを売る屋台のある路地。
雑貨店。陳列されている品々はどれもパッケージが色とりどりで、食料品なのか、シャンプーや洗剤などの日用品なのか、手芸用品なのか、はたまた、お香や献物のような礼拝具なのか、ぱっと見でちょっとわからない。
KLセントラル駅へ戻り、モノレールの線路沿いを行く。日本語で「盲人マシサージセンター」(なぜかどれも「ッ」を「シ」に間違えている)と書かれた看板がビルのあちこちに掲げられている通りがあった。気がつくと、街を行く人にも白い杖を持つ人が多いのだった。「盲人街」とでもいうのか、同じ境遇の人たちが集まって暮らしているのか。
行きたいところはあるのだが、細かい地図がないので、果たしてこの道でいいのかわからない。今回の旅では買っていないが、『地球の歩き方』でも、僕のように本当に「歩く」旅人の用途に供するようには地図ができていない。ハイウェイのような道路だが、これしか道がないし、路肩に歩道があるので歩いてみる。遠くにはKLタワーとペトロナスツインタワーが。
高層のビルやマンションはどれもデザインが凝っている。これに比べると、日本のは寸胴ばかりで退屈だな。地震がある日本では、構造設計上、あまり「遊べ」ないのかも知れない。
結局歩道は途切れてしまい、土手のような、側溝のような敷地を強引に歩いて(そこの草刈りをしている人がいて、怒られるんじゃないかと冷や冷やした)、なんとか辿り着いた。
11:02 旧王宮、イスタナ・ネガラ。
入口では「Where are you from?」と聞かれる。マレーシア国民と外国人で入場料が異なるためだ。サッカー場のような広い芝生と、その向こうの宮殿。
ゲートから玄関前までの長いアプローチ。
内部の撮影はできない。2011年に別の場所に新王宮ができるまで実際に宮殿として使われていたというから、“古の遺構”ではない「現役」感があって興味深かった。ベッドやイス、テーブルなどはあるものの、細かい家財道具まではさすがに置かれていないから、生活感までは窺い知ることはできないけれど。冷房の効いた空間で、裸足でふかふかの絨毯や冷たい石の床の上を歩くのは気持ち良かった。陽射しの強い屋外へ出ることに躊躇いもあり、じっくり1時間ほど滞在。
12:42 モノレールでブキッ・ビンタンへ。一昨日から幾度となく来てる。ショッピングセンター「BBプラザ」の店を見て回るが、やはりショッピング欲の乏しい僕は、漫然と通り過ぎるだけ。交差点の角にある緑の外壁のショッピングセンター「LOT10」で…
マンゴーかき氷。ライチも乗っているので、「サクサク」のほか「プリプリ」の食感も楽しめる。ホテルのビュッフェで朝食をしっかり食べたので、食事よりもこういうものに走ってしまう。外は暑いしね。
また例の「歩道橋」を歩き、KLCCへやって来た。再びここへ来たのは、ショッピングモールの中に「ペトロナス・ギャラリー」という現代アートのギャラリーがあると知ったからなのだが、あいにく改装工事中だった。ぶらぶらと店を見て回り、外に出る。
14:25 KLCC公園。噴水の前の木陰で休む。
菩提樹…かな?気根がたくさん垂れ下がっている。地面のスプリンクラーから水を浴びている。
ペトロナスツインタワーを、公園とは反対側に回って眺める。午後の強い陽射しを受けて、存分に輝いている。(帰国の途に着く時、夕暮れの薄暮に浮かぶタワーも見たが、メタリックな輝きがとてもカッコよかった)。
建設中のこのビルのデザインもなかなか凝ってるよなあ。大胆なデザインは都市の活気を感じさせる。
14:57 マレーシアツーリズムセンター。観光案内所だが、特に何があるというでもなかった。…うーん、そろそろ行き先のネタも尽きてきたかなあ。外を歩き続けるのも暑いしなあ。
…で、思いついたのが、ラピッドKLに乗って、車窓でもぼんやり眺めようかな、と。都心を抜ければ地下を出て高架線を走るので、見晴らしもいい。郊外の住宅地の様子は、日本のニュータウンにも似ている。家が建ち並ぶ様子というのは、そこが自分の帰る家でなくとも、なんだかほっとする。
16:10 西の終点、ケラナ・ジャヤ駅。ここで折り返し。
このLRTは無人運転で、運転席もなく、車両の最前部の窓際に直接立つことができる。これは面白い!子どものようにかぶりつく。
KLセントラルのビル群が近づく。
下を走るのは、バトゥーケイブスに行く時にも乗ったKTMコミューター。
KLタワー、ペトロナスツインタワーが見える。
パサール・セニ駅を過ぎると、左手にムルデカ・スクエアの国旗掲揚塔が。さすがは高さ100m。ビルに負けない。
右手に水色のセントラル・マーケット。この先は地下へもぐる。
16:48 マスジッド・ジャメ駅で下車。“リトル・インディア”マスジッド・インディア通りを歩く。
アパートの佇まい。
そごうの地下でお土産のチョコ(ペトロナスツインタワーがかたどられているが、まるで2本のとうもろこしのようでもある)を買ったり、町をぶらぶらする。
18:08 空港への迎えが来るホテルには、19時の集合になっている。最後のモノレールに乗る。
【クアラルンプール22:50―(JAL724便)→6:40成田】
9:35 朝食と食休みにゆっくり時間をかけ、ホテルを出る。…さて、今日はどこへ行こう?実は、昨日あまりにも精力的に動き回ったため、ガイドを見て行きたいと思っていたところにはあらかた行ってしまった。今日はガイドにない発見をしたいものだが…。モノレールの駅に向かう。ちっこくて、本当に遊園地の乗り物みたいだ。
10:12 昨日と同じく、モノレールで終点のKLセントラルまで行き、駅から徒歩数分。“リトル・インディア”ブリックフィールズ。装飾過多・色彩過多な感じの街並みが、いかにもそれっぽい。店先からはインド歌謡(日本だとインドカレー店のテレビのMTVから流れているような曲)が流れ、歩道にはプラスチックのイスやテーブルが出て、人々が寛いでいる。日曜の朝だもんな。
町のロータリーにある象の噴水。今日は朝から陽射しが強い。日陰を選んで歩く。屋台では大きなフライパンでドーナツか何かを揚げており、油の匂いを漂わせている。朝からがっつり揚げ物を食べるんだなあと思う。
花飾りを売る屋台のある路地。
雑貨店。陳列されている品々はどれもパッケージが色とりどりで、食料品なのか、シャンプーや洗剤などの日用品なのか、手芸用品なのか、はたまた、お香や献物のような礼拝具なのか、ぱっと見でちょっとわからない。
KLセントラル駅へ戻り、モノレールの線路沿いを行く。日本語で「盲人マシサージセンター」(なぜかどれも「ッ」を「シ」に間違えている)と書かれた看板がビルのあちこちに掲げられている通りがあった。気がつくと、街を行く人にも白い杖を持つ人が多いのだった。「盲人街」とでもいうのか、同じ境遇の人たちが集まって暮らしているのか。
行きたいところはあるのだが、細かい地図がないので、果たしてこの道でいいのかわからない。今回の旅では買っていないが、『地球の歩き方』でも、僕のように本当に「歩く」旅人の用途に供するようには地図ができていない。ハイウェイのような道路だが、これしか道がないし、路肩に歩道があるので歩いてみる。遠くにはKLタワーとペトロナスツインタワーが。
高層のビルやマンションはどれもデザインが凝っている。これに比べると、日本のは寸胴ばかりで退屈だな。地震がある日本では、構造設計上、あまり「遊べ」ないのかも知れない。
結局歩道は途切れてしまい、土手のような、側溝のような敷地を強引に歩いて(そこの草刈りをしている人がいて、怒られるんじゃないかと冷や冷やした)、なんとか辿り着いた。
11:02 旧王宮、イスタナ・ネガラ。
入口では「Where are you from?」と聞かれる。マレーシア国民と外国人で入場料が異なるためだ。サッカー場のような広い芝生と、その向こうの宮殿。
ゲートから玄関前までの長いアプローチ。
内部の撮影はできない。2011年に別の場所に新王宮ができるまで実際に宮殿として使われていたというから、“古の遺構”ではない「現役」感があって興味深かった。ベッドやイス、テーブルなどはあるものの、細かい家財道具まではさすがに置かれていないから、生活感までは窺い知ることはできないけれど。冷房の効いた空間で、裸足でふかふかの絨毯や冷たい石の床の上を歩くのは気持ち良かった。陽射しの強い屋外へ出ることに躊躇いもあり、じっくり1時間ほど滞在。
12:42 モノレールでブキッ・ビンタンへ。一昨日から幾度となく来てる。ショッピングセンター「BBプラザ」の店を見て回るが、やはりショッピング欲の乏しい僕は、漫然と通り過ぎるだけ。交差点の角にある緑の外壁のショッピングセンター「LOT10」で…
マンゴーかき氷。ライチも乗っているので、「サクサク」のほか「プリプリ」の食感も楽しめる。ホテルのビュッフェで朝食をしっかり食べたので、食事よりもこういうものに走ってしまう。外は暑いしね。
また例の「歩道橋」を歩き、KLCCへやって来た。再びここへ来たのは、ショッピングモールの中に「ペトロナス・ギャラリー」という現代アートのギャラリーがあると知ったからなのだが、あいにく改装工事中だった。ぶらぶらと店を見て回り、外に出る。
14:25 KLCC公園。噴水の前の木陰で休む。
菩提樹…かな?気根がたくさん垂れ下がっている。地面のスプリンクラーから水を浴びている。
ペトロナスツインタワーを、公園とは反対側に回って眺める。午後の強い陽射しを受けて、存分に輝いている。(帰国の途に着く時、夕暮れの薄暮に浮かぶタワーも見たが、メタリックな輝きがとてもカッコよかった)。
建設中のこのビルのデザインもなかなか凝ってるよなあ。大胆なデザインは都市の活気を感じさせる。
14:57 マレーシアツーリズムセンター。観光案内所だが、特に何があるというでもなかった。…うーん、そろそろ行き先のネタも尽きてきたかなあ。外を歩き続けるのも暑いしなあ。
…で、思いついたのが、ラピッドKLに乗って、車窓でもぼんやり眺めようかな、と。都心を抜ければ地下を出て高架線を走るので、見晴らしもいい。郊外の住宅地の様子は、日本のニュータウンにも似ている。家が建ち並ぶ様子というのは、そこが自分の帰る家でなくとも、なんだかほっとする。
16:10 西の終点、ケラナ・ジャヤ駅。ここで折り返し。
このLRTは無人運転で、運転席もなく、車両の最前部の窓際に直接立つことができる。これは面白い!子どものようにかぶりつく。
KLセントラルのビル群が近づく。
下を走るのは、バトゥーケイブスに行く時にも乗ったKTMコミューター。
KLタワー、ペトロナスツインタワーが見える。
パサール・セニ駅を過ぎると、左手にムルデカ・スクエアの国旗掲揚塔が。さすがは高さ100m。ビルに負けない。
右手に水色のセントラル・マーケット。この先は地下へもぐる。
16:48 マスジッド・ジャメ駅で下車。“リトル・インディア”マスジッド・インディア通りを歩く。
アパートの佇まい。
そごうの地下でお土産のチョコ(ペトロナスツインタワーがかたどられているが、まるで2本のとうもろこしのようでもある)を買ったり、町をぶらぶらする。
18:08 空港への迎えが来るホテルには、19時の集合になっている。最後のモノレールに乗る。
【クアラルンプール22:50―(JAL724便)→6:40成田】