情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

保坂議員は見た~社民党第3次原発調査団が柏崎刈羽原発の損壊+損壊隠しを発見!

2007-07-27 23:05:48 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 
 
 東京電力が頑なに公開を拒んできた柏崎刈羽原発の6号炉の海側の岸壁部分を社民党調査団に公開する旨の連絡が26日突然飛び込んできた。そこで、早速、保坂議員をはじめとする調査団は、27日、現場に急行した。事故から12日めにしてようやく公開するのは、重大な損壊隠しが終了したからに違いない、みんなが思って、現場に臨んだ。調査結果は、その疑惑を裏付けるのに十分なものだった。つまり、現場は、すっかり補修されていたのだ。しかし、隠せない重大な損壊もあった。修繕してからの公開じゃぁ、公開の意味がないだろう!と怒りつつ、現地報告を受けて、原発反対訴訟のスペシャリスト、海渡雄一弁護士が行った解説を掲載する。


■■社民党第三次柏崎原発調査団報告解説■■

                           弁護士 海渡 雄一

 7月27日、保坂議員、原子力資料情報室の伴代表、湯浅さん、田中三彦さんらが社民党第三次柏崎原発調査団として、5、6、7号機の後背地域を視察しました。
 16日の地震から11日経過して、敷地内部に生々しい痕が残っているものの、かなり現場が改変されてしまっているようです。
 速報性が大切ですので、保坂議員からさきほど写真を見ながら直接説明を受けた報告のうち、重要だと思われる点について説明します。
  間接報告ですので、不正確な部分があるかもしれませんが、さらなる公開実現につなげるために、解説します。


○汚水タンクが破損し、汚水処理用のパイプが破断したという説明で、その補修工事が行われたことは確認できた(写真①)。

○クーリングウォーターパイプの工事が行われていた。定期検査に関する工事は全てストップしているという説明であったのに、なぜか、東京電力はこの工事と地震との関係を否定した。

○大型クレーンが敷地内に入り、工事中であったが、工事の内容については説明がなかった。

○6号炉の原子炉建屋の壁に不陸(凹凸)が生じている。7号炉と見比べると違いがはっきりと分かる。下からの力で建物自体が破壊された可能性もある(写真②)。

○5、6、7号機の海側の地域には一面にブルーシートが貼られており、その下のアスファルトが損傷して、大量のアスファルトが剥がされて積み上げられている(写真③)。相当、地盤が破壊されたことを示している。

○変圧器の油漏れが確認された。

○建屋のきわには、大きな陥没があったと見られる痕跡があったが、陥没の大半は砂利で埋められ、地震直後の状況は分からなくなっている。

○縁石の破壊が非常に激しい。

○消火管系の配管は非常に新しく、包装まで付いている部分があった(写真④)。この部分も補修したのではないかという質問に対して、東京電力は否定した(1、2、3、4号炉周辺の消火管系は補修したことを認めていた。非常に疑わしい。

○街灯がほとんど倒れていたが、東京電力の説明では傾いて危険なので、地震後に倒したという。

○5、6、7号機の玄関前の濾過水タンクは、基礎ボルトが吹き飛んでおり、水漏れを引き起こしているだけでなく、下部が塑性変形している(写真⑤)。この部分に下から突き上げる非常に強い力が働いたことを示している。

■■解説以上■■

 赤城の疑惑と同様、選挙が終わるまでは実態を明らかにしないという戦略かも?!赤城はメディアがスクープした。柏崎刈羽原発の損傷実態も是非是非スクープしてほしい!私たちの生命に直結する情報なのだから…。






★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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赤城農水相が、経費を二重計上~これでは、領収書を開示できないよね、安倍くん

2007-07-27 15:48:50 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 
 
 安倍が領収書の開示を赤城に命じなかったはずだよ、だって、だれが見たって分かる二重計上があったんだもんねぇ。もし、全部出したら、ほかにも問題点が続出するのは間違いない!自民党の腐敗、ここに極まれりって感じ…。

 赤城は週刊現代のスクープがあることをゲラで知ったためだろう、発行前に昨日あたふたと、収支報告書の訂正を行ったようだが、事務所経費が問題となった際、いろいろ精査して、問題があることは分かっていたはず。それにもかかわらず、事前に訂正せず、ばれてから訂正するその姿勢はまったく、卑怯だし、ずるいし、政治家としての資質ゼロ。それを擁護した安倍も首相としての資質がないことを世にさらした。

 しかも、そもそも、各社が情報公開請求した資料から発覚したというから、赤城のみならず、安倍も、いずれは、メディアが書いてくることはよく分かっていたはず。それなのに黙りを決め込んだのは、投票までには、情報公開が間に合わないとみたのか、それとも、情報公開に圧力をかけられるとみたのか、単なる危機管理能力がない馬鹿なのか。

 いずれにせよ、繰り返しになるが、自民党トップには、首相としての資質がないことがはっきりしたわけだ。

 しかし、こんな自民党にいれる人って、何を自民党に期待しているのだろうか…。


■■朝日新聞引用開始■■

城農林水産相(衆院茨城1区)が支部長を務める自民党支部と、赤城氏の後援会が、03年分の政治資金収支報告書に同じ領収書のコピーを添付して、約20万円の郵便料金を二重に計上していたことが分かった。朝日新聞の情報公開請求に対して茨城県が開示した資料で判明した。赤城事務所は二重計上を認め、「後援会の収支報告書に事務処理上のミスがあった」と説明。26日に後援会の収支報告書を訂正した。

 二重計上が発覚したのは、赤城氏が支部長で水戸市に事務所を置く「自由民主党茨城県第1選挙区支部」と、赤城氏の事務所関係者が会計責任者を務め、茨城県筑西市の実家を主たる事務所としている政治団体「赤城徳彦後援会」。郵便料金はいずれも、収支報告書に領収書のコピーなどを添付する義務がある5万円以上の「政治活動費」として茨城県選挙管理委員会に報告されていた。

 支部側は郵便料金について、03年分の収支報告書に「組織活動費(行事費)」の「案内状発送費」として、9月11日に13万435円と6万5650円を支出したと記載。領収書のコピー2枚を添付した。

 一方、後援会側は「機関紙誌の発行事業費(機関紙の発行費)」の「荷造発送費」として、同日に同じ金額を支出したと記載。領収書のコピー2枚を添付した。コピーはいずれも発行時刻や郵便物の数、おつりの金額、発行ナンバーなどが2団体で同じだった。

 領収書は、13万435円が「水戸中央郵便局」、6万5650円が「水戸駅前郵便局」の発行になっていたが、後援会の収支報告書はいずれも支出先が「水戸市役所前郵便局」になっていた。

 赤城事務所側は取材に対し「03年9月11日付の郵便料金は、支部の経費だった」と説明。後援会の収支報告書に同じ領収書のコピーを添付して実際にない支出を計上したことを認め、「事務処理上のミスで意図的ではない」としている。

 政治資金規正法では、収支報告書の虚偽記載が認められた場合は、5年以下の禁固、100万円以下の罰金が定められている。

■■引用終了■■

■■毎日新聞(夕刊)引用開始■■

 赤城徳彦農相(衆院茨城1区)の政治団体「赤城徳彦後援会」と、農相が代表を務める自民党茨城県第1選挙区支部のそれぞれの03年分の収支報告書に、郵送代計19万6085円を政治活動費として二重に計上していたことが分かった。報告書には同一とみられる領収書のコピーを添付していた。赤城農相の事務所は茨城県選挙管理委員会に報告書の訂正を届けている。事務所費に続いて、赤城農相の政治団体のずさんな政治資金管理が明らかになった。

 毎日新聞が情報公開請求で入手した政治資金収支報告書などによると、赤城徳彦後援会は03年9月11日に政治活動費の「荷造発送費」として6万5650円と13万435円を計上した。第1選挙区支部も同日「案内状発送費」として同額を計上している。二つの報告書には、同時刻の表示がある水戸駅前郵便局と水戸中央郵便局の領収書のコピーが添付されている。

 県選管によると、赤城徳彦後援会は26日、19万6085円分の支出がされていないとして03年以降の収支報告書を訂正した。「事務処理のミスが判明したので訂正する」と説明したという。

 赤城事務所は「事務的ミスで意図的なものではない」と説明。現在保管している領収書には、この件以外に重複計上はないという。事務所は「今後、このような間違いが起きないように注意を徹底するとともに、国民の皆様に深くおわび申し上げます」とのコメントを文書で出した。

■■引用終了■■













★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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