情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

保坂展人議員は聞いた~社民党第3次柏崎刈羽原発調査団が原子炉圧力容器内からの水漏れを聴取

2007-07-28 13:56:20 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 
 
 
 保坂展人議員のどこどこ日記に書かれているように、社民党の第3次柏崎刈羽原発調査団の東電への質問で、原子炉圧力容器内から水が漏れていたことが明らかとなった。東電側は【「隠そうとしたわけではない。すべての号機で作業用フロアに水があふれたのは使用済み燃料プールが原因となっており、説明がしやすかった。1号機の圧力容器とプールの水は同質だったため特に紹介しなかった」と説明する】(毎日)が、「説明がしやすかった」ということは、原子炉圧力容器内からの水漏れは、「説明がしにくい」ということになる。そのしにくい説明をしなかったのだから、やっぱり、「隠した」としか評価できない…。昨日の海渡弁護士の解説では触れなかったが、実は大きな事実が明らかになったと聞いていた。しかし、東電がこんな明らかな事実を発表していなかったとは…。

 このほかにも、朝日

【新潟県中越沖地震で、東京電力柏崎刈羽原発のタービン建屋内で、冷却用の海水を循環させるゴム製の配管が損傷し、海水約24トンが施設内に流れ込んでいたことが27日、わかった。放射線管理区域内への大量の海水流入は極めて異例という】ことを伝えたり、

毎日新聞

【新潟県中越沖地震の際、東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市、刈羽村)で、緊急時対策室がある事務本館の天井が、一部で落下していたことが27日、分かった。落下した天井板で通路がふさがれるほどの被害だったが、東電は公表していなかった。災害時の中枢機能の脆弱(ぜいじゃく)性が改めて明らかになった】ことを伝えるなど、東電の隠蔽体質が明らかとなってきている。

 この地震について、【中越沖地震で、柏崎刈羽原発に重大な放射能被害が起きているとの報道が一部の海外メディアに見られた】(朝日)ことが伝えられているが、情報をきちんと開示しないことがそのような報道を生み出す原因となっている。

 コンプライアンスだなんだといっても、この程度。政府・与党は全ての情報を得ているだろうが、それでも東電に全て開示するよう指示内のは、与党として、投票までは、隠せることは隠そうとしているとしか思えない。
 
 今度の参院選は、嘘つき与党に鉄槌を下す選挙、鉄槌選挙としよう!


■■毎日新聞引用開始■■

東京電力は27日、新潟県中越沖地震の揺れのために柏崎刈羽原発1号機の原子炉圧力容器から、放射能を帯びた水が周辺の作業用フロアにこぼれた可能性のあることを明らかにした。地震発生時、1号機は定期検査のために圧力容器のふたがあいていたためで、外部には漏れていない。あふれた水量は不明。この日、同原発を視察した社民党調査団が求めた現状報告に対して明らかにした。東電は事前に把握していたにもかかわらず、これまで公表していなかった。

 説明によると、1号機の燃料は検査に伴い、すべて使用済み燃料プールに移され、移動のためにプールと圧力容器をつなぐ水路が開けられていた。このため、両方の水に含まれる放射能は微量という。

 これまで、東電は全1~7号機の使用済み燃料プールから水があふれたことを発表していた。しかし、1号機であふれた水の一部に圧力容器の水が含まれていることは未公表だった。

 東電は「隠そうとしたわけではない。すべての号機で作業用フロアに水があふれたのは使用済み燃料プールが原因となっており、説明がしやすかった。1号機の圧力容器とプールの水は同質だったため特に紹介しなかった」と説明する。

 元原子炉設計技術者の科学ライター、田中三彦さんは「圧力容器とプールの水の放射能レベルは同じかもしれないが、きちんと公表し、説明しないことは問題だ」と批判する。

■■引用終了■■









★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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