酒中仙の気ままなブログ ~泣いて 笑って 喜んで 怒って 感動して~

埼玉北部在住の酒中仙が日々の出来事を書いていきます
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タイトル『酒中仙』 のこと

2010年09月08日 | 酒中仙
中国の詩人 杜甫の作品に『飲中八歌仙』というものがある
当代の「大酒飲み」として有名だった8人 李白 李適之 張旭 汝陽王李璡
焦遂 賀知章 崔宗之 蘇晋を讃えて(笑)詠ったものだ

その中の李白への詩…

 李白一斗詩百篇  
 長安市上酒家眠  
 天子呼来不上船  
 自称臣是酒中仙

「李白は一斗の酒を飲む間に 百篇の詩を作るという。
 ある日長安市上酒場で飲んで眠っていると
 天子(帝)からお呼びがかかってると 呼びに来るが船に乗ることはない
 自らを酒中の仙なりと称している」

また李白自身も『月下独酌』や『山中にて幽人と対酌す』など
酒を題材にした詩を多く残している

帝が迎えを寄こしても『酒を飲んでいるから…』を理由に断る
李白ならではの所業  憧れてしまう

ヘタをすれば「打ち首」なんてこともあろうに…
(まぁ 詩の中の話なんだけどもね)酒のためならテコでも動かない
それほどまでの酒好き いや酒と正面から向き合う姿勢がなんともいいじゃない


そんな李白の「大酒飲み」は日本でも知れ渡り
江戸川柳にもちょくちょく紹介されていった

「李太白一合づつに詩を作り」
「長安の酒屋李白に倒される」

酒を愛し 酒と暮らし 酒と過ごした60年
愛すべき「詩仙」は愛すべき「酒仙」でもありました