静かな生活  微睡の 私記

 
さりげなく 簡素に生きたい。傍らに コーヒーがあって
とっておきの本たちがあれば それだけでいい
 

雑木林をただゆっくりと

2005-11-21 14:13:19 | 散歩
11月 21日

気分のいい朝です。かなり冷えます。寒さしのぎのコートを羽織ると、
足はすーっと わたしの森に向かいます。 ここは 武蔵野の雑木林、
東京都の緑地保全地域です。 近くのこの森を、わたしは『フロストの森』
と名づけます。森林浴をして、深呼吸をし、林の中の枯れ草のふっくら厚い
層を深々と味わいながら、分かれ道にさしかかります。先ずこの道を。ええ、
向こうの道も。また二つに道はわかれます。心配しません。わたしには
まだ時間があります。後悔しないように、ふたつの道を通って、そろそろ
50分あまり。“森はやさしく暗くて深い・・眠るまでもう少し、あと少し・・・”。
フロストの詩を反芻しながら、帰り道の、お日さまは地を照らしています。
名残の 心を惹かれて、来た道を振り返ります。きれいだ・・・。でも、
勇気を出して前を見ます。ああ、初めてのような新鮮さでづ。
 この森の道を家までゆっくり歩きます。またいずれね、と挨拶します。