バッジを集めたら まさしく昭和レトロ
父さんはホントに道楽者だったようだ。猟銃を持って雉を追って
利根川辺りや、千葉、東京郊外の沼地やら河べりやら神奈川辺りを
ずいぶん歩いた様子。愛犬をお供に、さぞ若い月日を謳歌したのでしょう。
…バッジに見られる空気銃の文字や、鹿の顔を模った七宝焼きに29~
36などと焼きつけられた藍色のバッジ。 思うに35だとか31とは昭和
35年、31年…を表わしているのかな。ずいぶん古い記念の品です。
平成22年の今、時たまこれらブローチを粋がって、お散歩用の帽子に
ちょいと飾ったりと、楽しんでいます。中でもわたしのお気に入りは、
真ん中のペンダントです。【井上流砲術膝台型乃図】と彫られた、
引き締まった長身の、鉄砲を構えた男子のペンダント。ちょんまげの、
鼻筋の通った、りりしい男性の左腕には 何とも粋なブレスレットが・・・
これら古いものに愛着をしめすのは、やはり懐古趣味人間だから。
古くなったこの住まいの、あちこちをかき回すと、けっこう古びた年代物が
出てきます。捨てられない、溜まる、部屋は片付かない。
こうして終わりの日まで、わたしは狭い部屋で静かに暮らす運命か・・・
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