9月下旬から10月初頭にかけて、アイスランドを旅行してきました。
感動の連続で、心底圧倒されて、更に、考えることも多くて、心と頭を整理するのに時間がかかり、
ブログでお知らせする気持ちに、なかなか至りませんでした。
年末の恒例ですが、私はその1年の写真を、アルバムに編集します。
写真には手記やメモを添えて、年月を経ても、夫と共に、想いだせるように工夫をしております。
その流れで、ブログにも記そうと思い立ちました。
4月に入ってJTBから一冊のパンフが送られてきました。
目を通した夫が、「アイスランドに行くぞ!明日、申し込みに行くぞ!」
「えっつ!?」私は既に読んでいましたので、
「フライト13時間だよ、体力的に、無理・・・」と抵抗しましたところ、
「ビジネスクラスにすればいい」と夫が反論します。
「その値段で、ハワイに3回行けるじゃない。その方がいい。」
と寒いと神経痛で苦しむ私には、高いお金を払って痛みに苦悶する旅に行きたいとは思えません。
「一生に一度の旅だよ。今しかないよ!」と食い下がる夫。
確かに一理ある。年齢が上がる一方、体力的に今がギリギリかも・・・・
翌日、JTBの窓口に行くと、そのコース、既にビジネスクラスとプレミアム・エコノミーは満席で、
ファーストクラスとエコノミーしか空きがありませんでした。
このツアーは、ANAチャーター、直行便を売りにしており、
折しもパリでテロがあり、治安の良さを考えて島国アイスランドの人気が高まり、
9月の彼岸前後のツアーと下旬出発のツアー、2コースしか用意されておらず、
あちらこちらに旅慣れた熟年層が、「最後にとっておいた」アイスランド・・・的な位置づけだそうで、
ビジネスが真っ先に売り切れたそうです。
費用は各々が負担することになっている我が家では、私の方が懐事情は厳しく、
コツコツ1年かけて貯めたヘソクリを放出する気になれず、
「明ちゃん、ファーストで行ったらいいよ。私はエコノミーで行くから。」と申しますと、
「そう言って、オマエが具合悪いだ、なんだの言って、結局、席を譲って交換する羽目になるだろ~。」
「私、ファーストに行かないようにするよ」
「そうは言っても、体裁悪いだろ~」確かに。
夫はファースト、妻はエコノミー、だなんて、夫が白い眼で見られるし、途中交換しても、私は肩身が狭い。
差額は俺が出すよ~なぞと言う親切心は無く、ファーストに応じろ、という無言のプレッシャーに負けた私。
「じゃあ・・・ファーストでいいよ・・・」と清水の舞台から飛び降りる感覚に襲われる。
5月に開催された旅の説明会で、夫婦二人で出席し、私は沢山質問をしました。
そこでも空席情報を確認しますが、全席、満席状態でした。
いよいよキャンセル料金が発生する2か月前、夫が低い声で「策を練った」と言います。
「ファーストをキャンセルして、ビジネスのキャンセル待ち一本に絞ろう。
そうすれば、JTBもビジネスのキャンセルを、優先してウチに回すだろう。」
なるほど、さすが自営業の社長、などと肯いて、翌日、私が手続しました。
キャンセル期限前日、JTB担当の女性が明るい声で、「取れました~」
内心、旅行が取りやめになることを願っていました私、複雑な思いでした。
それから、2か月の間、TVのアイスランド特集を見たり、本をあさったり、
1か月前には、残暑厳しい中、真冬の荷物を大中小のスーツケースに汗だくになりながら詰め込み、
体調壊したとき用の非常食(おかゆ)、食が合わないとき用のスープ類、薬各種、カバンがパンパンに膨れ、
9月の土曜・日曜の度に、開けては閉め、足りないものを買い物に行き、これ以上はもう考え付かない、という状態になって、
当日を迎えました。
感動の連続で、心底圧倒されて、更に、考えることも多くて、心と頭を整理するのに時間がかかり、
ブログでお知らせする気持ちに、なかなか至りませんでした。
年末の恒例ですが、私はその1年の写真を、アルバムに編集します。
写真には手記やメモを添えて、年月を経ても、夫と共に、想いだせるように工夫をしております。
その流れで、ブログにも記そうと思い立ちました。
4月に入ってJTBから一冊のパンフが送られてきました。
目を通した夫が、「アイスランドに行くぞ!明日、申し込みに行くぞ!」
「えっつ!?」私は既に読んでいましたので、
「フライト13時間だよ、体力的に、無理・・・」と抵抗しましたところ、
「ビジネスクラスにすればいい」と夫が反論します。
「その値段で、ハワイに3回行けるじゃない。その方がいい。」
と寒いと神経痛で苦しむ私には、高いお金を払って痛みに苦悶する旅に行きたいとは思えません。
「一生に一度の旅だよ。今しかないよ!」と食い下がる夫。
確かに一理ある。年齢が上がる一方、体力的に今がギリギリかも・・・・
翌日、JTBの窓口に行くと、そのコース、既にビジネスクラスとプレミアム・エコノミーは満席で、
ファーストクラスとエコノミーしか空きがありませんでした。
このツアーは、ANAチャーター、直行便を売りにしており、
折しもパリでテロがあり、治安の良さを考えて島国アイスランドの人気が高まり、
9月の彼岸前後のツアーと下旬出発のツアー、2コースしか用意されておらず、
あちらこちらに旅慣れた熟年層が、「最後にとっておいた」アイスランド・・・的な位置づけだそうで、
ビジネスが真っ先に売り切れたそうです。
費用は各々が負担することになっている我が家では、私の方が懐事情は厳しく、
コツコツ1年かけて貯めたヘソクリを放出する気になれず、
「明ちゃん、ファーストで行ったらいいよ。私はエコノミーで行くから。」と申しますと、
「そう言って、オマエが具合悪いだ、なんだの言って、結局、席を譲って交換する羽目になるだろ~。」
「私、ファーストに行かないようにするよ」
「そうは言っても、体裁悪いだろ~」確かに。
夫はファースト、妻はエコノミー、だなんて、夫が白い眼で見られるし、途中交換しても、私は肩身が狭い。
差額は俺が出すよ~なぞと言う親切心は無く、ファーストに応じろ、という無言のプレッシャーに負けた私。
「じゃあ・・・ファーストでいいよ・・・」と清水の舞台から飛び降りる感覚に襲われる。
5月に開催された旅の説明会で、夫婦二人で出席し、私は沢山質問をしました。
そこでも空席情報を確認しますが、全席、満席状態でした。
いよいよキャンセル料金が発生する2か月前、夫が低い声で「策を練った」と言います。
「ファーストをキャンセルして、ビジネスのキャンセル待ち一本に絞ろう。
そうすれば、JTBもビジネスのキャンセルを、優先してウチに回すだろう。」
なるほど、さすが自営業の社長、などと肯いて、翌日、私が手続しました。
キャンセル期限前日、JTB担当の女性が明るい声で、「取れました~」
内心、旅行が取りやめになることを願っていました私、複雑な思いでした。
それから、2か月の間、TVのアイスランド特集を見たり、本をあさったり、
1か月前には、残暑厳しい中、真冬の荷物を大中小のスーツケースに汗だくになりながら詰め込み、
体調壊したとき用の非常食(おかゆ)、食が合わないとき用のスープ類、薬各種、カバンがパンパンに膨れ、
9月の土曜・日曜の度に、開けては閉め、足りないものを買い物に行き、これ以上はもう考え付かない、という状態になって、
当日を迎えました。