智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

蒸し風呂的暑さ

2017年07月31日 | 日記
8年ほど前でしょうか、6月に台湾を旅行し、温度も然ることながら、夜になっても強烈な湿度で、

汗が蒸発せず、ぐっしょり濡れて、ぐったりとして食欲を無くし、出歩く元気も消えた、

蒸し風呂に入ったかのような、あの台湾の夏を、

この日本の関東の地で、連日、思い出させる暑さに、

日本の関東以西は、もはや「温帯」ではなく「亜熱帯」に仲間入りしたのではないか、

と感じるこの頃です・・・

暑中お見舞い申し上げます。皆様も、どうぞご自愛くださいませ。

三つ子の魂

2017年07月20日 | 書道、絵を描く
幼かった頃の私は、外でお友達と遊ぶか、家で独りで絵を描いていました。

小学校に入る頃、文字を覚え、読書好きの父の隣で、私は古今東西の物語の本を読み、

眠りにつく前、布団の中で、本の内容を思い起こし、主人公や風景を想像して思い描き、

空想の世界で遊んでいました。


読書の習慣は、学校の教科書を読解する助けとなり、他者の話を理解して洞察する力を養い、

社会に出て、職場での問題を解決するのに役立ちました。


しかし、30代で、「絵を描く」のも仕事の一部である造園の世界に、飛び込んで、

年月経て、折り返し地点も過ぎた今、植木業の夫の仕事を経理事務で支える「裏方」となり、

腰を痛めて運動も制限され、「老い」を自覚する年齢に至り、

ここで、書道と絵に向き合うことを始めて、思うことは、

私にとっての「三つ子の魂」、振り出しに戻った、そんな感慨がいたします。


寸暇を惜しんで、時間を捻出して、筆を持ち、文字を書き、花を写しています。

こんな時間と機会を与えてくれた夫に感謝、お夕飯は美味しいお料理を作ろう、と心がけています。

また、少しでも健康でいたいので、プールで歩く時間も確保しなければ、と時間をやりくりしております。


そのようなわけで、ブログはゆっくりペースになっています。

ひと休み

2017年07月06日 | 日記
昨日で書道のかなの前期が終了し、夏休みを挟んで、9月の終わりに後期が再開されるまで、ひと休みです。

今日は「会社仕事」の日。税理士さんと保険屋さんの対応をしました。

頭痛がひどくなってきて、一眠り。

ようやく落ち着いて、久しぶりにブログに向き合います。

更年期的な頭痛など 自分の体調不良とも相談しながら日々の暮らしています。


来週から、日本画を習い始めます。

初めてです。楽しみです。

健康で長生きしたい、と欲が生まれました。

元気であれば、書も絵も、それなりの世界を表現できるようになるのではないか、と欲が出てきました。


日本画では、ひとつ目標があります。

我が家の和室の襖に絵を描くことです。

和室側の表には、早春から秋にかけて楓を、3枚に描き分け、

廊下側の裏には、拙宅の庭で咲く花々を、早春、春、初夏の3枚に映し入れます。

これは、私から夫への贈り物。


私たち夫婦には子供がおりません。

もし私が先に逝ったら、「オレは野垂れ死にを覚悟している」と夫が申します。

私は、夫にみじめな終わり方をして欲しくないので、今からできる手立てとして、

私の甥達との関係を築くことで、万一私が先の時の備えにしようと、心がけてはいますが、

私が夫を愛した証しとして、襖に、夫と私二人で作り上げた庭の、草木の風景を描き、

いつか、夫が独りになっても、その絵の中に、私を見出して慰めになれば、と願います。