書名 音の記憶 技術と心をつなげる
著者 小川 理子 (パナソニック役員)
発行所 文藝春秋
発行年 2017年2月25日
頁数 228頁
価格 1,350円+税
かつて松下電器にはソニーに匹敵する自由なる研究所があった。
1986年に入社した私は、その音響研究所に配属され栄光のブランド「テクニクス」の様々な発展形の技術・商品を開発する。
人には大切な「音の記憶」がある。
その感情を技術が喚起する。
そんな商品をめざし、うちこんだ青春の日々は、8年目でプロジェクト解散、配置転換で雲散霧消したかに見えた。
失意の中で始めたジャズ・ピアノで世界的な評価を受ける。
「君はパナソニックのトップにはなれないが、プロとしては成功する」そうアメリカのプロデューサーに言われ、心は揺れるが…。
日本の会社で働く全ての女性に贈る働くこと、愛すること、継続すること。