書名 トリカブト事件
著者 坂口 拓史
発行社 新風舎
発行日 2004年2月5日
頁 216
価格 490円 + 税
昭和六十一年(1986年)五月、利佐子さんは原因不明の心不全で死亡した。
神谷力の三人目の妻であった。
トリカブト毒入りの「白いカプセル」を妻に飲ませ、三人の妻を次々と中毒死させたこの事件は、総額一億八千五百万円という高額な保険金でも話題になった。
だれよりも早くから事件を追っていた著者による完全犯罪をつき崩した五年間の記録である。
・「天網恢恢疎にして漏らさず(てんもうかいかいそにしてもらさず)」
・天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。
悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。
・一ヶ月前ぐらい前にテレビで この事件について放送があった。
それによるとトリカブトの毒は、即効性があり死に至るとのことだった。
それに対しフグ毒は、トリカブトの毒の効き目を遅らせる作用をするとのお話しでした。
薬学の知識を悪用し同一カプセルにトリカブトの毒とフグ毒を混ぜて入れトリカブトの毒の 効き目を遅らせるというトリックを考え、犯人は、警察や医者でも容易にわからない
時間稼ぎの アリバイを創ったとの内容だった。
・この本は、上記テレビを観て興味を持ちました。
市立図書館は、コロナの影響で休館中のため しかたなくアマゾンで購入しました。
新品はなく中古本で1,500円くらいしました。