徒然草Ⅱ

「アッ!」「イイねえ!」「ウッソー!」「エーッ!」「オおぉ!」ということを書きたい!?
(読書日記備忘録を中心として)

在所の桜

2019年04月14日 | エッセー


書名   在所の桜
著者   水上 勉
発行社  立風書房
発行年  1991年3月20日
頁     232
価格   2,600円 + 税

山里に孤高に生きる老桜たちの声を聴き、桜守たちの心を描く。樹の声、花守の心、珠玉の桜随想集。

目次

村の桜
等持院の桜
丹波周山
忘れられた巨桜
奥美濃
円山公園枝垂桜
雪の中の桜
神代桜
うちの太白
荘川桜
桜演習林
ぜんまい桜
桜街道
三隅の桜
老桜のこと
京の桜、一つ二つ
奇妙な桜
八重桜の話
今年の桜
在所の桜
水上村の桜
汝が桜

・木を□で囲むと書いて「困る」と読む。

・「花を観ることは、花にも都合がありますし
 身体の方にも都合がありますことで
 なかなか、どっちも都合よくいって、
 花にめぐりあえることはありませんね」

・「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」

・心に残ればしめたものだ。この一本の桜であなただけの古都となる。

・桜は何も語らない。ただ、黙って、己を支えてくれた人の手の温もりについても語らない。

・佐野藤右衛門 著 「桜花抄」




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