書名 テクノリテラシーとは何か 巨大事故を読む技術
著者 齊藤 了文
発行社 講談社
発行年 2005年2月10日
頁 202
価格 1,600円 + 税
巨大事故から学び取ることは何なのか。
原発、飛行機事故から頻発する医療ミス、銀行のシステムトラブルまで。
従来の哲学、法制度では解決できない「人工物」をめぐる問題群。失敗の本質を解き明かし、“ものづくりの知”の姿を明らかにする一冊。
目次
第1章 事故とエンジニアという問題領域
第1部 人工物が生まれるとき
第2章 コメット空中分解事故――事故調査と新規開発
第3章 サリドマイド――新薬の開発と副作用のリスク
第2部 人工物の成熟期
第4章 ピント車追突事故――人工物の安全性と製造物責任
第5章 スリーマイル島原発事故――ヒューマンファクター
第6章 慈恵医大青戸病院医療事故――専門家の位置づけとリスクマネジメント
第7章 牛肉偽装――表示に関わる情報問題
第8章 みずほ銀行システムトラブル――情報システムの開発とメンテナンス
第3部 人工物の衰退期
第9章 新幹線トンネル崩落事故――施工管理と維持管理
第10章 ボパール=産業事故の起きた町――管理の時間的・空間的拡がり
・制約は、価値である。
・制約例:コスト、加工法、機能、安全性、信頼性、性能、材質、時間、etc
・限定合理性:エンジニアは、全知全能ではない。
・無害第一